病院では教えてくれない!血圧を下げる方法3選

こんにちは。森田敏宏です。
今日は病院では教えてくれない、血圧を下げる方法という話をします。

日本人で高血圧の人はどのぐらいいるかといいますと、およそ4300万人ほどいると言われています。
日本人の人口の約3分の1の人が高血圧ということになります。
しかし、できれば薬を飲みたくない人も少なくないと思います。
薬を飲んでいるけれども、できれば減らしたい、頼らない、できることなら全部やめたいと考えている人は少なくありません。
しかし、健康診断などで血圧が高いと指摘されて病院に行った場合、ほぼ100%薬を出されると思います。



 

薬以外の選択肢はないのか?

私自身も外来などをやっていた経験があります。
現場の医師の立場からすると、血圧を下げるのに薬以外の選択肢というのはあまり思いつかないものです。
薬を使うというのは、まず選択肢の1番目としてしまいます。
なので他の方法、他の発想というのはあまり思い浮かばなくなってしまいます。
しかし、私は現在現場の仕事から離れていますので、薬などに頼らない健康法をお伝えしています。
そういった観点で指導をして来ると、いろんな工夫をすれば血圧を下げるのに薬以外の方法があるということがわかってきました。
そこで、薬を使わないで血圧を下げる方法はないかということで、おすすめの方法をいくつかお話ししたいと思います。

血圧を下げる方法① 塩分を控える

まず1番目は、塩分を控えることです。
これは病院に行っても必ず言われると思います。

そもそも血圧というのは何なのかということを考えてみたいと思います。

血圧というのは、心拍出量(心臓から送り出される血液の量)と末梢血管抵抗(血管の流れやすさ)の2つで決まってきます。
心臓から送り出される血液が多ければ多いほど、血液が流れにくいほど、血圧は高くなるということになります。

心拍出量は、心臓から送り出される血液の量です。
この量を減らす方法というのは、単純に水分を控えればいいかというと、そうではありません。
水分をただ控えると脱水になってしまいます。

血液の量を減らすためには、塩分を控えるのが一番効果的なんです。
塩分を控えることができれば、血液の量を減らすことができます。

塩分を控えるとどのくらい効果があるのかということですが、世界には塩分をほとんど取らない部族が存在します。
「ヤノマミ族」という部族なんですけれども、この部族は塩分をほとんど摂取しません。
そして、高血圧の人はほとんどいません。

実際、このヤノマミ族の195例を調査した研究結果があります。
これによると、この部族では平均血圧が上(収縮期血圧)が96、下(拡張期血圧)が60ということで、高血圧の人は全くいないということがわかっています。
こうしたことからも塩分を控えることが血圧を下げる

高血圧を予防する上で有効であるということが言えるわけです。
また、具体的な塩分の控え方については私の他の記事で解説していますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。

食べちゃダメ!?健康に良くないもの3選

天然塩だと血圧は上がらないのか?高血圧必見!

血圧を下げる方法② ストレスを減らす

ストレス2番目は、ストレスを減らすことです。
ストレスが多いと、私たちの体の中でどういうことが起こるかといいますと、まずストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールなどの分泌が増えます。

これが続くと高血圧を引き起こすことになります。

もう一つは、ストレスでイライラすると、アドレナリンなどの血圧を上げるホルモンが増加します。
これがやはり血圧を上げることになります。
皆さんもイライラしている時に血圧を測ったら、普段より高めだったという経験のある方がいらっしゃるのではないかと思います。
それでは、どうやってストレスを減らすかということです。
ストレスを減らす方法は、まずストレスの要因を避けることです。
なるべくストレスを引き起こしてしまうような、相手や環境などを避けたほうがいいと思います。

しかし、なかなか避けることができない場合もあると思います。
そういうときには、なるべくそれをストレスに感じないような対処法があります。
これに関しては先日アップしたストレスに強い脳を作る方法という記事の中で解説しています。
ご興味のある方はそちらもご覧になって頂ければと思います。

ストレスに強くなる方法に関する記事はこちら↓

ストレスを大幅に減らすたった1つの方法

ストレスに強くなる脳を作る方法

血圧を下げる方法③ 運動をする

3番目は血流の改善です。

血流の改善は、先ほど言ったように、血圧は心拍出量(心臓から送り出される血液の量)と末梢血管抵抗(血管の流れやすさ)によって決まります。
なので、この末梢血管抵抗を下げてあげれば血圧は下がるということになります。

これは太い血管ではなく、毛細血管と呼ばれる細い血管がたくさんありますが、それが広がれば広がるほどこの血管抵抗というのが下がって、血液が流れやすくなります。
細かい血管が広がることで、一つ一つの血管は小さいですが、それぞれが拡張することにより、血管の抵抗は大幅に低下します。

つまりたくさんの細かい血管が広がって、大幅に血液が流れやすくなるということです。

では、どのようにして血管が広がる状態になるかというと、私たちが日常生活で運動をしている時に、このような状態になります。
運動をすると、血管の抵抗が下がって血流がよくなります。

当然、運動中というのは、たくさんの血液を体に送らなければいけないわけですから、運動が極めて有効になります。
どんなことをやったらいいかというと、先日血流を改善する3つの習慣という記事で解説していますので、ご興味のある方はそちらを見て頂ければと思います。

むくみや血流を改善させる3つの方法

まとめ

今回は、血圧を下げるための3つの方法をご紹介しました。

1番目は塩分を控える方法

2番目はストレスを減らす方法

3番目は血流の改善です。

すでにを飲んでるという方でも、少しでも薬を減らせば、それだけ副作用も減りますし、体調も良くなると思います。
諦めずにこうした方法を取り入れて、血圧を下げる、高血圧の薬をなるべく減らせるようにトライしていただければと思います。

 

健康を維持する習慣に関する記事をもっとご覧になりたい方はこちらもご覧ください↓

健康になるための神習慣3選

健康寿命を伸ばす3つの食事や運動の習慣

 

ブレインヘルスでは、脳の機能を高めて、運動習慣を身につけ健康的になる方法を学ぶことが出来ます。

東大ドクター 森田敏宏先生の『脳から健康になる7つの法則』プレゼント

痛くない!疲れない! 東大ドクター 森田敏宏先生の『東大式 最高の健康法』 『脳から健康になる7つの法則』(PDF版)を今なら無料プレゼント お申し込みは今すぐこちらから!

▼ ▼ ▼ ▼