こんにちは、森田敏宏です。
今日は、老化に負けない、誰でも簡単にできる記憶法という話をしたいと思います。
年を取って記憶力が悪くなったと思っている人は少なくないのではないでしょうか。
しかし、本当にそうなのかを考えてみましょう。
記憶力が悪くなるのは老化が原因?
年を取っても、例えば好きなカラオケの曲を覚えたり、好きな芸能人の名前を記憶したりすることは可能です。
ですから、必ずしも記憶ができないないわけではありません。
特別の勉強とかになると、覚えられないと思うことがあるかもしれませんが、必ずしも記憶できないわけではないのです。
子どもの頃と今を比較して
子どもの頃と今、大人になって何が違うかというと、情報量が違います。
情報量が多すぎることがあります。
これは単純に子どもと大人を比較しても、情報量が多いのです。
子どもは学校に行き、学校の勉強をしたり、終わったら友達と遊んだり、習い事をするなど、やることが決まっています。
入ってくる情報量もそれほど多くありません。
しかし、大人になると、様々な情報が入ってきます。
そのため、私たちの脳は混乱してしまいます。
特にSNSなどが発達した現代では、情報量が格段に増えています。
昔はテレビを見たり、新聞を読んだり、本を読むくらいしか情報源はありませんでしたが、今はいろいろな情報が入ってきます。
そこが違うわけです。
このように脳に入ってくる情報が多すぎると、どれを覚えていいかわからない状態になってしまうのです。
簡単にできる記憶法【反復】
しかし、資格試験や英語の勉強など、どうしても覚えなければいけないことが出てくると思います。
そんな時に、誰でも簡単に記憶できる方法があるので、今回はそれをご紹介したいと思います。
ここでポイントになるのは、反復することです。
誰でも、特別な能力がなくても反復することは可能ですが、やり方にはポイントがあります。
「エビングハウスの忘却曲線」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは、特殊な文字を覚えたりする実験の結果ですが、人は覚えた先から、1時間後には56%忘れ、1日後にはもう66%忘れるということです。
ところが定期的に復習をしていくと、記憶を保持できるというのが「エビングハウスの忘却曲線」で分かります。
簡単にできる記憶法【倍々に増やす】
実際の記憶法のやり方は、まず勉強した事を翌日に復習します。
次は、その2日後に復習、そして、4日後に復習。
このように倍々に増やしていきます。
その後は1週間後、次は2週間後と、倍々に延ばしていきます。
あまり深く考えずに、機械的に復習していくだけです。
やってみると分かりますが、自然に覚えることができます。
実際、私もこの方法を使い、以前中国語の勉強をしたことがあります。
特別苦労して覚えようとしなくても、自然に覚えることができました。
なので、なかなか覚えられないという方は、記憶力がないと嘆くのではなく、上記の方法を使って、反復して復習すると良いと思います。
簡単にできる記憶法【実践することを記入する】
言うのは簡単ですが、翌日、2日後、4日後、1週間後、2週間後と、スケジュール管理をどのようにやるか、実践する場合に問題になってきますね。
具体的なやり方の一例として、Googleカレンダーがあります。
パソコンでもスマホでも見られますので、Googleカレンダーに次はいつ勉強するかを記入しておけば良いわけです。
例えば、今日英語の教科書の5~10ページまでを勉強したとします。
次は、2日後に勉強するとすれば、Googleカレンダーの2日後のところに「英語の教科書5~10ページを復習する」と書いておきます。
そのカレンダーを見れば、今日何をやるかが分かります。
それが終わったら、今度は4日後のところに、それをまたコピペして記入しておけば良いわけですね。
このようにスケジュールを組んでいけば、簡単に行うことができます。
紙の方が良いという方は手帳に記入してください。
書く量がだんだん増えてきますから、ある程度記入するスペースがあった方が良いと思います。
どんどん復習する量が増えてくると、大変なんじゃないかと疑問を感じる方もいると思いますが、実際、最初に勉強した時に比べて、復習に要する時間は短い時間で済みます。
繰り返すと確認作業のようなもの
繰り返せば繰り返すほど、単なる確認作業的な感じになってくるので、短い時間で済むようになります。
復習の間隔を倍々で延ばしていきますが、勉強に要する時間は半分半分と、だんだん短くなるようなイメージでしょうか。
例えば、最初に出だしで英語の教科書を5ページ勉強したとします。
それを翌日に復習する、2日後に復習するというのをやっていくと、 トータルの勉強時間は、最初の勉強時間の2倍ぐらいで済むと、そのくらいのイメージで考えていただいたら良いと思います。
しかも、本当に機械的に復習すればいいので、あまり頭を使わなくてもできます。
あとはスケジュール管理を、自分のやりやすい形で仕組み化する。
この2つをやれば、誰でも簡単に覚えることが可能になります。
なので、このエビングハウスの忘却曲線に基づいたこの復習法を、ぜひ面倒臭がらず、仕組みさえ作れば誰でも覚えられますので、ぜひやって頂ければと思います。
ブレインヘルスでは、簡単に記憶する方法を学ぶことが出来ます。 ▼ ▼ ▼ ▼
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