今日は、止めるだけで健康になるもの3選という話をしていきます。
健康になるためにはどうすれば良いのでしょうか?
多くの人は、サプリを摂ったり、健康食品を食べたり、薬を飲んだりと、今の生活に何かを「足す」ことを考えがちです。
いわば「足し算の発想」です。
しかし、この足し算の方法が必ずしも効果的とは限りません。
むしろ、「引き算」の発想、つまり、今やっていることの中から何かを減らすことで健康度を上げられる場合も多くあります。
実は、この引き算による健康法こそ、効果をもたらすことがあります。
そのことについて少し考えてみましょう。
タバコを止めることで得られる健康効果
まず、健康のために絶対にやめた方がいいのがタバコです。
タバコは「百害あって一利なし」と言われるほど、健康に悪影響を与えるものです。
肺がんのリスクを高めるだけでなく、心筋梗塞などの心臓病になる確率も上昇します。
では、タバコを止めるとどうなるのでしょうか?
禁煙を始めることで、体の状態は少しずつ改善していきます。
短期間で見られる効果の一つが肺機能の改善です。
これにより呼吸が楽になり、運動時の息切れも徐々に減少します。
さらに、禁煙を続けることで、色々な病気のリスクが低下し、最終的には非喫煙者の健康レベルに近づいていきます。
「今さらやめても意味がない」と思う人もいるかもしれません。
しかし、長年喫煙していた人でも、今から禁煙を始めれば確実に健康状態は向上します。
「もう遅い」と考えず、ぜひ禁煙にチャレンジしてみてください。
寿命が延びる方法は食べ過ぎを控えること
そして、2番目は、余分なものを食べないということです。
私の講座では、「糖分を摂り過ぎないようにしましょう」という話をしています。
糖分を摂りすぎると太りやすくなり、健康に良くない物質が生成されるといわれています。
実は糖分に限らず、食べ過ぎ自体が良くありません。
動物実験では、カロリーを制限するだけで寿命が延びることが分かっています。
例えばアカゲザルの実験で、カロリーを制限した方が生存率が高くなったという結果が得られています。
それは、カロリーを制限したことで、寿命が延びたということです。
様々な動物実験で、カロリーを減らした方が寿命が延びるという結果が出ています。
人間ではこうした実験を行うのは困難ですが、同様の効果が期待されています。
それを裏付けるものとして、近年の研究では、カロリー制限をすると長生きに関係した「長寿遺伝子」が活性化することが分かってきています。
しかし、現代人は食べ過ぎになりがちです。
食べ過ぎないことに注意して、カロリーをある程度制限することによって、動物実験の結果のように、長寿遺伝子が活性化し、寿命が延びる可能性があります。
嫌な人間関係を断つことでストレスフリーな生活へ
そして、3番目は、ストレスと関係します。
ストレスを感じる原因にはいくつかありますが、その中の一つが人間関係です。
なぜかというと、次のような調査結果が出ているからです。
仕事でストレスを感じることがありますか?
という質問に対して、「頻繁にある」「たまにある」という人を全部まとめると、「ある」と答えた人が95%もいるという結果が出ています。
そして、そのストレスを感じる原因は何か?という問いに対して、「人間関係」が76%という結果が出ています。
この人間関係が、どれだけストレスになっているかということがわかります。
この「ストレスがないとどうなるか」ということについて、ブリガムヤング大学の研究があります。
研究によると、寿命を伸ばす有効なものは、「 良好な社会関係」や「社会との一体感」というものが上位を占めています。
嫌な人間関係を止めて、付き合う人を人間関係の良好な人とだけ築けると、寿命も延びるだろうということが、結果として示されています。
まとめ
今回は「止めるだけで健康になるもの3選」というテーマでお話しました。
タバコをやめる、食べ過ぎを控える、嫌な人間関係をやめる。
この3つの「引き算」を実践することで、健康度を大きく向上させることができます。
ぜひ今日から取り組んでみてください。
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