体内時計をリセットしようという話をします。
夜型から朝型に変えたいとか、午前中起きてもぼーっとして頭が冴えない、というような悩みを持っている人も少なくありません。
このような人は体内時計をリセットする必要があります。
一定のリズムを刻む体内時計
人間には一日周期、おおよそ24時間でリズムを刻む体内時計があるということが最近の研究で言われています。
毎日、体内時計によって、意識をしなくても日中は体と心が活動状態になり、夜は休息状態に切り替わるというリズムを繰り返しています。
この働きで、夜になると休息状態になるため、自然な眠りに導かれます。
反対に、朝は光を浴びることでリセットされて、また活動状態になる、というサイクルを繰り返していきます。
体内時計のリズムがうまく働かない人は、先ほどの例のように、夜型で朝すぐに起きられないとか、起きてもぼーっとしてしまうという状態になってしまいます。
また、海外旅行などに行くと、時差があるために、体内時計のリズムを現地の時間帯に切り替えていく必要がありますが、ここでも、ずれてしまった体内時計をリセットし整える必要があります。
体内時計のズレをリセットするポイントは大きく分けて3つです。
太陽の光を浴びる
1番目のポイントは太陽の光を浴びるというものです。
理想的なのは、朝外に出て太陽の光を浴びます。
それが出来ない人は、光る目覚ましなどを使って起きるといいです。
太陽の光に代わるような強い光を浴びる治療法もありますし、専用の強い光を出すライトなども販売されています。
それらのもので光を浴びるというのが、体内時計をリセットするための1番目のポイントになります。
食事と体内時計との関係
2つ目のポイントは「食事」、特に朝食です。
朝食を抜いてしまうと、摂食に関係する臓器の時計遺伝子が防衛反応を起こし、体内時計が乱れやすくなります。
したがって、朝食をしっかり摂ることは、体内時計を整えるためにとても重要です。
朝食では、野菜やタンパク質に加えて、糖質や炭水化物もある程度は摂取する必要があります。
私がふだん推奨している食事法では「糖質は控えめに」とお伝えしていますが、体内時計をリセットして朝から活動的な状態にするためには、ある程度糖質を摂ることをおすすめします。
朝に食事を摂ると腸が動き出し、自然とトイレに行きたくなることが多いです。
この反応が安定するまでには、私の経験上、数日から1週間ほどかかることがあります。
以前よくハワイに行っていた際にも、現地での食事と腸の反応を観察していましたが、日本との時差に体が慣れ、現地の時間に適応できるようになるにはやはり数日から1週間かかっていました。
体内時計が完全にリセットされると、日本時間とのズレが解消され、現地時間にしっかり適応できるようになります。
さらに、私がおすすめしている「自己管理シート」を活用することで、自分の体調や行動のリズムをチェックしやすくなります。
コンディションを安定させる助けになりますので、まだ試していない方はぜひ一度活用してみてください。
日々の生活が整いやすくなるはずです。
運動と体内時計との関係
3番目は運動です。特に朝、運動をするといいです。
オススメの運動としては加圧トレーニングと朝ラン、これらをやっていただくことで交感神経が働き出して、体内時計がリセットされます。
交感神経が働き出すという話ですが、自律神経には交感神経と副交感神経というのがあります。
日中動いている時や緊張した時というのは交感神経が優位に働きます。
夜寝ている時は副交感神経が活発に働いているのです。
交感神経と副交感神経のバランスが、朝起きたら切り替わらないといけません。
しかい、それがうまくいかない人は起きたのに、ぼーっとしているという状態になってしまいます。
パッと切り替える為にも朝、運動をすることはとてもオススメですので、是非、試していただければと思います。
まとめ
体内時計をリセットして、ずれを整えるためには
- 太陽の光を浴びる
- 朝食をしっかり摂り、意識して糖質も取り入れる
- 朝に運動をする
この3つを行なっていただくと体内時計がリセットできて、朝からしっかり活動状態になれますので、ぜひ試していただきたいと思います。
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