今日は「怒らなくなる方法」についてお話しします。
人間には喜怒哀楽といったさまざまな感情があります。
良い感情の変化なら問題ないですが、ついカッとなってしまう人も少なくないでしょう。
実際、怒ってしまうことは精神的なストレスにもつながるため、できるだけ怒らないでいられる方が楽ですよね。
数年前にベストセラーになった『反応しない練習』という本があります。
この本のメッセージはシンプルで、「反応しなければいい」というものです。
とはいえ、感情を全く表に出さずに過ごすのは難しいと感じる方も多いかもしれません。
感情の変化は脳の反応です。
何かしらの刺激が脳に伝わると、脳が反応して喜怒哀楽が生まれます。
その中でも、怒りの感情が引き起こされると、ついカッとなってしまうのです。
怒らないために、「どんな時に怒るのか」を知る
自分に自信が無い
まず、どんな時に人間は怒るのかということを考えてみたいと思います。
1番目は自分に自信がない時です。
自信がないと人間は怒ります。
よく怒るお医者さんというのがいます。
外来でも怒るお医者さんがいると怖いです。
もっと怖いのは手術中です。
手術中に怒るお医者さんというのが結構います。
どういうお医者さんかというと、自信がない人、要するに手術の腕がイマイチで自信がない人ほど、怒って周りのスタッフに当たり散らしたりします。
一般の人からすると、とても怖い話ですが本当の話です。
自分がよく分かっていて、手術の経験があって、十分対処できることだったら、怒る必要がないのですが、余裕がないと、ついつい無意識のうちに怒ってしまいます。
想定の範囲外のことが起こる
次は、想定の範囲外のことが起こると、怒ってしまいます。
誰しも許容範囲があります。
「ここまでだったら良い、でもこれ以上は許せない」ということがあります。
このように想定の範囲を超えてしまい「これ以上は許せない」というところまでいってしまうと、つい感情が反応してしまいます。
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怒らなくなるための方法
怒らなくなる方法① 想定の範囲を広げる
では、怒らないための方法は、どんなことがあるでしょうか?
一つ目は、なるべく想定の範囲を広げることで、いちいち反応しないようにする、怒らないようにできます。
「こいつはこのぐらいのことをしても、おかしくないな」「そのぐらい想定してたよ」と想定の範囲を広げておけばば怒らないで済みます。
怒らなくなるためには、なるべく想定の範囲を広げておくと、想定外の事態でカッとならないようにできます。
怒らなくなる方法② 距離を置く
しかしそれでも、
- どうしてもうまくいかない、
- 馬が合わない、
- この人といると、ついカッとなってしまう、
ということもあると思います。
例えば、上司がどうしても駄目だということもあります。
そういう場合は、環境を変える、あるいは距離を置くことが必要になってきます。
何か言われてカッとしてしまったり、イライラしてしまうことがどうしてもあると思います。
満員電車でもそうですが、乗っているとイライラしたりカッとしてしまいます。
そういう環境に身を置いていると、どうしても感情が反応してしまいます。
そこで、やると良いのが、嫌な人がいない環境に行くことです。
あるいは会う機会を少なくすると良いです。
「たまにだったら、なんとか我慢できるかな」というのがあると思います。
「毎日会っているとイライラするけれども、週に一回とか一ヶ月に数回だったら何とかなりますよ。」という風に接触する頻度を減らせば、怒らないで済むということがあります。
全てそうですが、距離感というのは非常に大事なので、「あまり一緒にいたくないな」という場合には意識的に距離を置いたりするという方法もあります。
こういった事を参考にしていただいて、なるべく怒らないようになっていただけると良いと思います。
怒るというのはネガティブな感情なので、エネルギーを無駄な方向に使ってしまうことになります。
もっと建設的な方向にエネルギーを使えるようにしていきましょう。
あなたが怒りによって心のエネルギーを使っているとお思いでしたら、こちらの記事もご参照下さい。
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