才能を伸ばすためにはまずその才能に気づくこと

才能を伸ばすたった一つの方法という話をしたいと思います。

日本の社会は画一的、標準的なものが好まれる社会です。

みんな同じなのがなぜか好まれます。

皆が同じことをする、例えば皆が満員電車に乗るなどです。

最近は子供の運動会なども順位をつけないようにと、徒競走で最後みんなで手をつないで一緒にゴールしましょうなどと、みんな同じことをしなければいけない風潮になっています。

そういう特殊な社会なのですが、その中にいるとなかなか自分の能力というのを発揮することが難しくなってしまうのです。

その理由について少し話をしていきたいと思います。



個人の才能を伸ばし辛い日本の画一的な文化

日本

日本では、多様な才能を持つ人々が評価されるというよりは、あらゆる面で平均的な能力を求められる傾向があります。

例えば、ある分野で非常に優れた才能を持っている人がいたとしても、「他の分野ももっとできるはずだ」と期待されがちです。

しかし、人それぞれ得意なこと、不得意なことは異なるはずなのに、一つの才能を伸ばすよりも、すべての能力を平均的に高めることが重視されるのです。

さらに、日本の社会には「出る杭は打たれる」という言葉に代表されるように、個性的な行動や優れた才能を持つ人を疎んじる風潮が根強く残っています。

そのため、人とは違うことをしようとする人や、目立つことをしようとする人は、周囲から攻撃されたり、孤立したりするリスクを恐れて、自分の才能を隠してしまうことがあります。

このような社会風潮が、人々の潜在的な能力を引き出すことを阻害し、結果として、日本全体の創造性や多様性の低下につながっていると言えるでしょう。

個人の多様な才能を認め合い、それぞれの個性を尊重する社会へと変化していくためには、私たち一人ひとりが、自分自身の才能を大切にし、周囲の人々の才能も認めるという意識を持つことが重要なのです。

出来ない方を気にする社会

 

社会

子どもに関しても同様です。

やはりなかなか才能を伸ばすことができない子どもが多いのです。

同じような理由によりますが、例えば勉強はあまりできませんが、スポーツは得意だという時に、スポーツの部分を褒めてあげればいいのに、大抵は悪い方に目がいって、なんでこんなに勉強ができないのかと言われたりするのです。

勉強でも同様です。

例えば国語、算数、社会とある中で算数がすごくできていたとしても、他の科目が悪いと悪いところを怒られてしまいます。

するとどうなるかといいますと、子供はこうダメ出しされ続けると自己評価が下がってしまうのです。

結果としてその悪かった部分だけでなく、全体的に能力が下がってしまうという現象が起きます。

つまり自信を失ってしまうことによって、自分自身の能力才能を伸ばせなくなってしまうわけです。

子供の才能を伸ばしたい場合にはどうしたらいいかというと、その逆をやれば良い訳です。

すぐれた部分を褒めてあげて、さらに伸びていくようにサポートしてあげればいいのです。

そうするとその部分ももちろん伸びますが、それだけでなく自己評価が上がって他の分野も才能が伸びていくという現象が起きてきます。

褒めるか、悪い点を貶すかによって真逆の結果に結び付いてしまいます。

自分の才能に気付かない人びと

理解

もう一つは自分の才能に気付かない人が多いです。

これも悪いところばかり指摘される文化の影響です。

また自分自身が長年やっていることは意外と気がつきません。

例えばAさんという人が剣道をやっているとします。

かなりの腕前なのですが、Aさんの周りにいる BさんやCさんが、Aさんよりも少し上手かったりした場合、Aさんは自分なんてたいしたことないと思ってしまうのです。

相対的な評価としては確かに負けているのですが、 Aさん自身は一般よりはるかに優れていることに気付いていません。
こういった現象がしばしば起こります。

Aさんの周りにもっとレベルの低い人がたくさんいたら 、Aさんは自分はすごいということがわかるのですが、周りにレベルの高い人ばかりがいると気がつかないので
す。

A さんが、この強みを生かして初心者に剣道を教えるなどしてみると、自分自身の才能に気づくことも可能ですが、なかなか気付けないことが多いです。

個性を認める

今日の話をまとめますと、才能は誰にでもありますが、日本の個性を認めない、才能をあまり褒めない文化の中にいると、才能を伸ばすことが難しいです。

特に子供の才能を伸ばすためには、優れたところを褒めてあげることが大事です。

そして自分の才能に気づかないことが多いのですが、実は多くの人は優れた才能を持っているので、それを活用した方がいいですよというお話をさせていただきました。

関連する記事はこちら↓

潜在能力を発揮する たった1つのポイント!【東大ドクター森田敏宏先生が教える】

バカと天才は紙一重?自分の才能に気付こう

 

ブレインヘルスでは、自分の強みを見つけるワークをすることが出来ます。

東大ドクター 森田敏宏先生の『脳から健康になる7つの法則』プレゼント

痛くない!疲れない! 東大ドクター 森田敏宏先生の『東大式 最高の健康法』 『脳から健康になる7つの法則』(PDF版)を今なら無料プレゼント お申し込みは今すぐこちらから!

▼ ▼ ▼ ▼