バカと天才は紙一重?自分の才能に気付こう

今日はバカと天才は紙一重という話をしたいと思います。

一見過激なタイトルですが、人間の能力に関することをちょっと考えてみましょう。

自分には能力がないと考えている人も少なくないと思いますが、実際はどうかというと決してそんなことはありません

多くの人は

自分の才能に気づいていない

あるいは

自分の才能を生かす仕事や勉強に集中できていない

ということなんですね。

成果が出ないことで、自分には能力がないという風に思い込んでしまっているということがほとんどなわけです。

ですから、大事なポイントは自分にはどういう能力があるか、どういう優れた点があるかということを見極めて、それを生かすような仕事とか勉強をするということです。


人間がもつ能力とは?

では次に具体的にどんな能力があるのか?という話をしていきます。

能力と一言で言うと、非常に大雑把な印象があると思います。

具体的に見ていくと、まずワーキングメモリーというものがあります。

ワーキングメモリーというのは頭の中で色々なことを覚えて、それをやりくりする能力のことを言います。

日本語の直訳では作業記憶という風に呼ばれています。

例えば、この視覚的ワーキングメモリーというのは文字や人のこれが低い場合、文字や人の顔をなかなか覚えられない。

逆に優れていれば、文字や人の顔をパッと覚えることができて、それをビジネスなどに生かすことができるわけです。

同じように聴覚的ワーキングメモリーというものが低い場合には、電話番号や人の名前をなかなか覚えられない。

しかし、これが優れていれば電話番号や人の名前などをすぐに覚えることができて、仕事で活かすことができるということになります。

そして、言語操作力、これは言語の能力です。

読む、書く、聞く、話すといった能力がありますが、優れているかどうかによって文章を早く理解できたりとか上手に話をまとめることができたり、文章を的確で簡潔な文章を書くことができたりということが可能になるわけです。

次に「数操作力」についてですが、これは計算の能力を指します。

例えば、ビジネスの場面で瞬時に計算できるかどうかが、大きな違いを生むことがあります。

その他にも、認知力や空間認知力、視覚認知力、聴覚認知力といったさまざまな認知能力があります。

また、一般常識も重要です。

これは日々の知識や経験の積み重ねによって身につくもので、一朝一夕に得られるものではありません。

さらに、処理能力や手先の巧緻性(器用さ)も能力の一つです。

これらは生まれつきの素養に加え、後天的な訓練によっても差が生まれると言えるでしょう。

「粗大運動能力」とは、いわゆる運動神経のことです。

運動に関する能力を表します。

他にも、柔軟性(トラブルが起きた際にフレキシブルに対応する力)、秩序性、創造性、社会性、衝動性、遂行機能、継続力など、さまざまな能力が存在します。

このように、「能力」と一口に言っても、さまざまな種類があることがわかります。

能力を活かした実例

野球

では、こういう能力をうまく活かして成功した事例というのは、どんなものがあるかということを考えてみましょう。

例えばメジャーリーグで投手として活躍しているダルビッシュ有投手ですね。

日本ハムファイターズからテキサス・レンジャーズに行って、それ以来ずっとメジャーリーグで活躍しています。

彼はどういう点が優れてるかと言うと、もちろん、色々と優れた点があります。

まずこの粗大運動能力、運動能力が優れていますし、体格的にも非常に恵まれています。

何と言っても特筆すべき点はこの手先の巧緻性、これが挙げられます。

巧緻性(こうちせい)とは、手先の器用さや精密な動作を行う能力のことを指します。

具体的には、指先の細かい運動、手先の器用さ、手先の動きをコントロールする能力などが含まれます。

ダルビッシュ投手と言うと球が速いのはもちろんですが、非常に極めて多彩な変化球を投げ分けることができます。

本当に微妙な指先の感覚があるから、色々な変化球を投げ分けることができるのです。

彼が、生まれ持った手先の巧緻性に基づいているわけですね。

その能力を伸ばしたから、色んな変化球を投げることができるということなわけです。

しかし、例えばダルビッシュ投手が野球の投手ではなくて別なスポーツをやっていたらどうなるか?ということをちょっと考えてイメージしていただきたいと思います。

例えばダルビッシュ投手が卓球の選手だったらどうでしょうか?

卓球のラケットを握るとなると、あまり指先の微妙な感覚というのは必要とされません。

あまり指先の巧緻性という優れた能力を生かすことができなかったかもしれません。

あるいは、身長が高いからといってバスケットボールの選手だったとしたらどうでしょうか。

やはり、バスケットボールのシュートとかパスで、野球ほど指先を使って変化球を投げるということはあまりありませんので、やはり類まれな突出した能力を生かすことはできなかっただろうというふうに予測、予想されますね。

更に言えば、ダルビッシュ投手がサッカー選手だったらどうかと言うと、手先はほとんど使いませんから、手先の巧緻性というものは全くいかされなかったと言う話になります。

もちろん、パワーがあってすごいシュートをしたりとか、そういうことはできたかもしれませんが、突出した成果を出すことが出来たかどうかは分かりませんね。

バカと天才は才能に気付いているかの紙一重!

このようなことから、自分には能力がないと思っている人は自分の才能に気づいていないということですね。

逆に言えば、自分の才能に気づいて優れた部分を伸ばすことができれば、人よりも優れた成果を上げることは、それほど難しいことではないという風に言えるわけです。

その辺りを意識して、自分がどういうことに集中したらいいのかということを考えていただいたらいいと思います。

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