全集中の極意【東大ドクター 森田敏宏先生が教える】

今日は全集中の極意という話をしたいと思います。
ドラマや映画で大ヒットした、アニメ「鬼滅の刃」で、集中するときに「全集中だ」と言うのが流行りましたが、実際のところはどうでしょうか?

仕事や、勉強に集中できないという人は、多いのではないでしょうか。
どうしたら全集中できるようになるか、ポイントをいくつかお伝えします。


先のことを考えない

最初のポイントは、先のことを考えないということです。
意外と知らない人が多いのですが、とても重要なポイントです。
実は人間は先のことを考えると、集中力が落ちてしまいます。
例えば、お医者さんの場合で、外来が込んでいると「患者さんが大勢待っている、どうしよう」と、目の前の患者さんではなく、そちらに注意がいってしまいます。

学校のテストなどでも同様です。
「まだたくさん問題が残っている、どうしよう」と、目の前の問題ではなく、残っている問題をどうしようかと、そちらに意識が向いてしまい、集中力が低下してしまいます。

仕事もまったく同じです。
「やらなければいけないことが、たくさんある。どうしよう」というように、先のことに意識が向いてしまうと、集中力が低下してしまいます。

このように、先のことを考えてしまうと良くありません。
集中力が低下してしまいますし、ストレスも増えます。
集中するためのポイントとしては、先のことを考えずに、目の前のことだけに集中することです。
これがまず1つ目のポイントになります。

タスクを細分化する

2つ目は「作業(タスク)」をなるべく細分化することです。
例えば、分厚い本などを読もうとした時に、最初から「大変だな」と思って、やる気や集中力が低下してしまった経験があると思います。
1つ目と同じで、やはり先を考えてしまっています。
分厚い本を最後まで読むことを考えると、やる気や集中力が、低下してしまいます。
そこを考えるのではなくて、もっと少ない量を意識すれば、集中することができるのです。
例えば、500ページの本であっても、10ページだけをとりあえず集中して読むというのは、ほとんどの人ができます。
まず10ページを読む、それができたら次の10ページを読むというようにしていきながら、それを50回繰り返せば、500ページの本も読み終えることができます。

集中させるためのポイントの2番目は、作業をなるべく細分化して、集中できる単位にすることです。
大抵の人は、10分位であれば集中できますので、集中できる単位までタスク作業を細分化すると、その集中力を低下させずに、作業や勉強をすることができます。

集中するクセをつける

3つめのポイントは、集中するクセをつけることです。
仮に、いつもダラダラしてる人がいて、その人が突然集中力がつくことは、ありえないのです。
アニメの世界でしたら、あるかもしれないですが、現実の世界ではありえません。

まずは短時間、本当に1分、3分でもいいので、集中するということです。
そのようなクセをつけることを、オススメします。
10分、15分位しか集中できないという人も、その時間をだんだん伸ばしていけば、長時間集中することも可能になります。

試験のときなどは緊張感が高まりますから、もっと長い時間でも集中することが出来るようになります。

そのためには、まず集中するクセや習慣を、身につける必要があります。
だらだらした状態から、意識を切り替える必要があるのです。
おすすめな方法は、集中するためのきっかけを作るということです。

「ブレイン・ヘルス」では「トリガー(引き金)」と呼んでいますが、そのようなきっかけを作るのです。
そうすると、条件反射的に意識を切り替えて、集中することができるようになります。
例えば、「ブレイン・ヘルス」でお勧めしているのは、「ストップウオッチを押したら、意識を切り替える」という方法です。

それ以外にも、様々なやり方があります。

例えば、「何か決まったセリフを言ったら、集中する」などです。
ただし、常に同じものにすることです。
ある何かのきっかけで、集中するのです。
条件反射的に自分にも染み込ませると、集中しやすくなります。

まとめ

まとめです。
1. 先のことを考えずに、目の前の作業だけに、集中するようにします。
2. タスク作業を、集中できる単位まで小さく細分化することです。
3. 集中するクセをつけましょう。

これらを、実践していただくと、格段に集中力を高めることができますので、ぜひやってみて頂ければと思います。

 

ブレインヘルスでは、集中力を高めるワークをすることが出来ます。