こんにちは、 森田敏宏です。
今日は「人間の脳が衰えた意外な原因とは?」といった話をしたいと思います。
高齢者が認知症になるのは脳が衰えているから
脳に関する話題といえば、「認知症」です。
家族で認知症の人がいたり、将来自分も認知症になるのが心配だ!
そう思っている人は少なくないと思います。
認知症がどのくらい増えているのかというと、2025年には高齢者の20.6%!
5人に1人です。
さらに2040年には、4人に1人が認知症になると予測されています。
高齢者の数が、増えること自体は仕方ないのですが、認知症の割合が増えている!
言い換えるなら、私たちの脳が、衰えていると言っていいと思います。
なぜ、脳が衰えてしまったのか?
原因について考えてみたいと思います。
脳が衰えてしまった原因とは?
原因は、いろいろありますが、その一つに運動が影響していると考えられています。
運動することは、脳にとっていいことで、運動不足は脳に良くないことを、私のメルマガやYouTubeで再三にわたって、お話ししています。
たとえば、運動するとどのような良いことがあるのか?
脳への血流が良くなって集中力が高まったり、脳内のドーパミンという物質が出て、やる気を引き出す。
記憶に関連する海馬という箇所の働きが活性化し、新しい情報を覚えやすくなる。
幸せホルモンと呼ばれるセロトニンが、分泌されて心が落ち着くなど、いろいろな良い変化が起こります。
しかし、運動しないとこれらの効果が期待できなくなると考えられております。
では、なぜ私たちは運動しなくなってしまったのか、理由を少し考えてみたいと思います。
運動をしなくなったのは進化のせい?
最大の理由は、文明の進化です。
交通手段として、自動車が普及したことによって、私たちはあまり体を動かさなくなってしまいました。
それを証明するデータを、いくつかご紹介したいと思います。
公共交通機関を使っている人と、車を使っている人の消費カロリーを比べたものです。
車で移動する場合は、消費カロリーが半分程度に減ってしまいます。
車通勤の人は、バスや鉄道あるいは徒歩、自転車などを使う人に比べて 肥満の割合が1.4から1.5倍です。
かなり大きな差だと思います。
そして、国別の肥満率と自動車以外の公共交通を利用する割合を、比べたものです。
肥満率1位のアメリカでは、公共交通機関の利用率は5%程度で、車を利用する割合が高いほど、肥満率も高いと言えるのです。
当然、体を動かさないわけですから、カロリーを消費せず運動不足で 太る一方、また脳にも良くないことになるのです。
この運動不足を、どのように解消したらいいのか?
日本で、地方に住んでいる人は、車を使わざるを得ません。
全くやめろというのは無理な話ですが、そういう中でも運動不足を解消する必要があります。
私がいつも提唱している、「朝ランや加圧トレーニング」で、効率よく運動して適度にカロリーを消費することができます。
それ以外の24時間の中での活動も、非常に大事になっていきます。
ニートと言って、「ノンエクササイズ・アクティビティー・サーモジェネシス」を直訳すると、非運動性熱産生と言われています。
運動以外の時の熱の産生数、つまりカロリーの消費です。
実は、ダイエットなどをするために、重要だと言われています。
車で移動する時やデスクワークなど座った状態で長時間動かないと、消費カロリーが少なくなってしまいます。
意識的に時々立ち上がったり、平らなところを歩くよりも階段をのぼるなど、活動レベルを少しでも上げていく。
そうすることにより、消費カロリーを増やし運動不足や肥満を解消して、脳にいい影響を与える。
そのような日常生活を、心がけていくのがよろしいのではないかと思います。
運動について紹介してる記事もありますので気になる方はこちら
↓
ブレインヘルスでは、脳が衰えなくなるなる運動方法を学ぶことが出来ます。
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