この記事では、がんの画期的な治療法はできるのかという話をしていきます。
がん治療で今話題になっている「光免疫療法」は、副作用が少なく、がん細胞のみを選んで破壊する画期的な方法です。
しかし、どんな先端医療でも、「がん」ができやすい「体質」を改善しなければ再発のリスクを完全に防ぐことはできません。
これから、がん細胞がどのように生まれるのか、そのメカニズムをひも解きながら、再発を防ぐために重要な「体質改善」の具体的な方法をご紹介します。
注目の新しいがん治療とは?
がんは病気別死因の第1位であり、医療において最も重要な課題の一つです。
そんな中、楽天メディカルが発表した光免疫療法は、がん治療に新たな可能性をもたらす画期的な方法として話題になりました。
この治療法は、がん細胞に結合する抗体医薬とレーザー光を組み合わせ、がん細胞のみを破壊する仕組みです。
正常な細胞を傷つけず、副作用も少なく、画期的な治療法だということです。
がんの治療法というのは、色々な方法があります。
手術もその一つですが、問題があります。
それは、 体への負担が大きいということです。
この方法が良いと考えられているのは、もっと体への負担が無く、がん細胞だけを除去できたり、破壊できることです。
しかし、この楽天メディカルの光免疫療法が、うまくいくのか?
というと、まだ課題が残っています。
その理由について、考えていきたいと思います。
なぜ再発をしてしまうのか?
光免疫療法のように、がん細胞を選択的に破壊する方法は、現在までにも存在します。
例えば、肝臓がんの治療で用いられるエタノール注入療法です。
肝臓は、体の表面から比較的近いので、そこを超音波で見ながら、がん細胞にエタノールを注入して、がん細胞を破壊させるという方法です。
この方法を発展させたものがラジオ波を使う方法です。
エタノールの代わりにラジオ波を使って、がん細胞を破壊するという治療法です。
この治療法によって、がん細胞の周りの細胞にあまり影響を与えずに、がん細胞を破壊することができます。
しかし、これらの治療を行った後でも、がんの再発が起こるケースが少なくありません。
なぜかと言うと、この肝臓がんの場合、肝臓自体の状態が、がんのできやすい状態になってしまっているのです。
がん細胞を破壊してもまた、新しいがん細胞ができます。
そのがん細胞をまた破壊するという、モグラたたき状態になってしまいます 。
がんの原因と「酸化ストレス」の影響
大事なポイントは、再発防止の第一歩として、がん細胞がなぜできるのか?これを理解することです。
私たちの体の細胞は、日々ストレスやダメージを受けながら新しく生まれ変わっています。
その過程で必要なのが「設計図」であるDNAです。
設計図が正しければ健康な細胞が作られますが、狂ってしまうと異常な細胞、つまり、がん細胞が生まれることがあります。
特に設計図を乱す要因として挙げられるのが「酸化ストレス」です。
酸化ストレスは体にダメージを与えます。
その結果、DNAが損傷し、がん細胞が生まれる原因となるのです。
この正しい細胞ができなくなってしまった状態が、がん細胞ができやすくなっている状態です。
この状態を放置すると、がん細胞を取り除いたとしても再発リスクが高まります。
再発を防ぐ体質改善の具体的な方法とは?
がん治療で重要なのは、「がんができやすい体質」を改善することです。
再発の原因となるのは、がんが発生しやすい「土台」が変わらないことにあります。
この土台を「体質」と言い換えます。
たとえ、がん細胞を一度取り除いても、体質を変えない限り、再発リスクは避けられません。
体質が、がん細胞が生まれる土台だからです。
だからこそ、このような酸化ストレスや、その他の ストレスに負けないように体質改善をすることが必要になってきます。
まとめ
光免疫療法のような最先端医療は、がん治療における大きな進歩です。
しかし、再発防止のためには、がんができやすい「体質」を根本から改善することが必要不可欠です。
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