今日は自律神経のバランスを取ろうという話をします。
自律神経失調症という症状ですが、皆さんも聞いたことがあるのではないかと思います。
簡単に説明すると自律神経のバランスが悪い状態をいいます。
自律神経の中に交感神経と副交感神経がある
自律神経とは何かというと、交感神経と副交感神経の二つがあります。
人間の体をコントロールして、安定した状態を保つために必要な神経です。
この二つが互いに反対の働きをすると考えていただければ結構です。
まず交感神経は運動している時や緊張している時などに優位になります。
それに対して副交感神経は睡眠中や食事の時、リラックスしている時などに優位になります。
交感神経と逆の作用をします。
これらのバランスが悪い状態、これが自律神経失調症ということです。
例えばじっとしている時は、血圧や脈拍などもゆったりしているのが正常なのに、動悸がするというのはバランスが悪い状態なのです。
または動かなければいけない時に、テンションが上がらないというのもバランスが悪いことになります。
この自律神経をコントロールできるのか、そのようなバランスの悪い状態からなおすことができるのかを考えてみます。
自律訓練法とは
まず昔からある方法として、自律訓練法というものがあります。
自律神経を自分でコントロールできるように訓練する方法です。
これにはいくつかの訓練があります。
例えば手足の重さを感じるというものがありますが、リラックスした状態で、椅子に座ったり仰向けに寝たりして、「腕が重くなる」と心の中で唱えます。
それを実際に感じられるようにするというのが最初のステップです。
次に温かさを感じる訓練で、右腕が温かくなる、左腕が温かくなるなどを意識して、実際に感じられるように実践していきます。
これができるようになると、脈拍をゆっくりにしたり、呼吸をゆっくりにしたりすることもできるようになります。
自分の脈拍をコントロールできるようになると、緊張して胸がバクバクするのも少なくなるということです。
ただ、この方法をマスターできれば良いのですが、私の知る限りでは習得している人は一人しかいません。
他に使いこなしているという人は聞いたことがありません。
私自身も昔これをチャレンジしたことがあります。
独学でしたが、なかなかうまくマスターすることが出来ませんでした。
実はもっと簡単な方法で、生徒さんやセミナーの受講生の人にもオススメしているものがあります。
自律神経のバランスをとるのにジョギングは極めて有効
それは何かというとジョギング、走ることです。
実際、これが極めて有効なのです。
当たり前ですが、走っている時というのは当然脈拍や血圧が上がります。
このような時は交感神経が優位に働いています。
しかし交感神経ばかり鍛えても良くないのではないか、静かにしている時に胸がバクバクするかもしれない、と心配される方もいますが、そのようにはなりません。
現にジョギングも繰り返していくと、安静時は脈拍が低下し、ゆっくりになります。
私もマラソンを長い距離走っていた頃は、1分間の脈拍が50回を切るほど、ゆっくりになった時もありました。
走ることが習慣になると、安静時は副交感神経が優位になるのです。
動いている時は交感神経が働いて、静かにしている時は副交感神経が働く、これがバランスのとれた状態ですので、自然とそのようになっていきます。
ジョギングを毎日続けるだけで、自律神経のバランスがとれた状態になります。
例えば、1分間に脈拍が80台もあった人が50台になるのは、薬でいうと交感神経の働きを抑えるβ遮断薬を飲むのと同じくらいの効果があります。
しかも薬を飲まずにそのような効果を得ることができる、それが走るという方法なのです。
自律神経のバランスが悪いと悩んでいる人は、騙されたと思って試していただきたいです。
必ずや効果を実感できますし、それほど根を詰めて長い距離を走る必要はありません。
私がオススメしているのは最初は5分ほどでいいので、朝5分だけ走って慣れてきたら距離を伸ばしていけば大丈夫です。
全然辛いことはありません。
むしろ気分が爽快になりますので、是非試していただけたらと思います。
ジョギング以外にも様々なトレーニングを紹介してるので気になる方はこちら
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