先日、加圧トレーニングで、認知症の高齢者の方が、劇的に改善して元気になり、歩けるようになった例を紹介しました。
「加圧トレーニングがとても効果的だということが分かりました。」との感想をいただきました。
その時、質問もいただきました。
「高齢者の場合、どんなトレーニングをしたらいいのですか?」
「元気に歩けるようになったおばあさんは、どんなトレーニングをしたのですか?」
そこで今日は、『高齢者はどんなトレーニングをしたらいいのか』という話をしたいと思います。
年齢によってトレーニング方法は異なるのか?
答えとしては、基本的には若い人でも高齢者でもやり方、やる種目は、同じです。
負荷が軽いという違いだけです。
私達の体に付いている筋肉というのは、同じです。
やる種目が、大きく異なるということはありません。
元気に歩けるようになったおばあさんも、軽い重りやチューブを使って、加圧トレーニングをしました。
今回は上半身のトレーニングを紹介します。
加圧トレーニングについて記事にまとめましたのでぜひ見てみてください
↓
【その1】胸のトレーニング
上半身の大きな筋肉というと、胸の筋肉があります。
胸の筋肉というのは、胸から羽根のように付いています。
胸の真ん中の骨と腕に繋がっています。
腕を前の方に持っていくと、この胸の筋肉が収縮します。
どのようなトレーニング種目がいいかというと、ゴムのチューブを使ってチェストプレスをすることです。
腕を前に押し出す動きをすると効果的です。
これは腕立て伏せと同じような動きです。
- 座ったり
- 立ったり
の状態でチューブを使って行います。
女性とか高齢の方で、筋力が弱い方は、腕立て伏せはできないという人も多いと思います。
そのような方でも弱いチューブを使ってやると可能です。
私が使っているのは、フィットネスバンドというゴムチューブです。
とても丈夫なものです。
ドアノブなどにチューブを引っかけることができます。
引っかけることによって、いろんな種目をこなすことができるのでおすすめです。
【その2】背中のトレーニング
背中の側にも、筋肉がついています。
広背筋と呼ばれる筋肉です。
背骨から腕を繋いでいる筋肉です。
腕(あるいは肘)を後ろの方に引いてくると、この筋肉が収縮します。
ローイングという肘を後ろに引く動作になります。
こういった運動がおすすめです。
これもやはりチューブを、
- 足にかけたり
- ドアなどにかけて
引いてくると効果的にできます。
肘を後ろに引いてきて、肩甲骨を寄せるイメージです。
YouTubeなどで、動画がたくさん出ていますので、参考にしていただくと良いかと思います。
このようなトレーニングをやることによって、上半身の大きな筋肉を鍛えることができます。
これは若い人でも高齢者でも、基本的にやる種目は同じです。
高齢の方、あるいは体力のない方は、弱いゴムチューブを使って、運動をやっていただくと良いと思います。
ブレインヘルスでは、高齢者の運動方法を学ぶことができます。
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