今日は、『言葉の魔力、あなたも知らずに動かされている』話をしたいと思います。
樺沢紫苑先生の『言語化の魔力』という本が売れています。
言語化とは、頭の中で考えていることを言葉で表し、目に見える形に「見える化」するという意味合いになります。
これをやることにより、脳のストレスを減らして意識が変わってきます。
なぜかと言いますと、私達は頭の中で色々なことを考えるのが苦手です。
色々なことを考えすぎると、どんどんストレスが溜まってしまいます。
それを言語化し、見える化してあげるということは、大変効果的な方法です。
私の講座では、脳内断捨離という頭の中で考えていることを全て書き出して、整理する方法をお伝えしています。
ここでは、「言葉の力」について考えてみたいと思います。
人に影響を及ぼす様々な「言葉」
ぱっと見は似ていますけれど、言語化の魔力ではなくて「言葉の魔力」が実は非常に要注意です。
例えば「終活」という言葉が流行っています。
“人生の終わりのための活動”という意味合いになります。
こういう言葉を聞くと、「終活」しないといけないと思ってしまうのではないでしょうか?
「終活」の具体的な項目として
- 荷物の整理
- 医療や介護の意思表示
- 財産の管理・整理
- 葬式の希望とお墓を決める
- 相続についての取り決め
- 老後の資金・住まい計画
- 交友関係の整理
- 老後にやりたいことを書き出す
- エンディングノートの作成
などが挙げられています。
真面目な人がこれをしなければと思うことが、まさに「言葉の魔力」です。
この「終活」という言葉によって知らず知らずのうちに動かされてしまっているわけです。
しかしよく考えていただきたいのですが、これらの項目を確かにやった方がいいかもしれません。
けれども、しなくてもなんとかなるわけです。
ある意味いつ死んでも何とかなるわけです。
しかし、こういう言葉によって動かされてしまう人が少なからずいます。
他にも同じような事例がたくさんあります。
例えば「老後」という言葉があります。
それから「定年」という言葉があります。
一般的なイメージとして、定年を迎えたら老後かなと思うのではないでしょうか?
最近出てきた「終活」が、そこに繋がってくるわけです。
「言葉」が生み出す負のスパイラル
定年はサラリーマンだけに当てはまることで、サラリーマン以外の人には別に当てはまらないはずです。
定年の年齢になると、老後と思い込んでしまい
- 体力が衰えても年だから仕方がない
- 収入が減っても老後だから仕方がない
- 友達ができなくても年だから仕方がない
という発想になってしまいます。
そして同じように、「介護」という言葉もあります。
この言葉も昔は使われていなかったと思います。
介護という制度が20数年前にスタートして、「介護」と言われるようになりました。
そうすると親が衰えたら介護しないといけないという発想が出てしまいます。
老後になって
- 体力が低下
- 介護が必要
- 誰かに依存してさらに体力が低下
負のスパイラルに陥ってしまいます。
これにより日本の高齢化社会は、介護費や医療費がどんどん増えています。
このようなネガティブな言葉の呪縛に縛られて、悪い方向に動かされていることが結構多いわけです。
「言葉」を利用しよう
おそらく他にも、ネガティブな言葉は多くあると思います。
『言葉』によって知らず知らずに悪い方向に動かされることがあります。
ぜひ気をつけていただければと思います。
逆にポジティブになれるようなキーワードを見つけていくと、考え方も変わり、生き方・人生も変わってくると思います。
ぜひこの「言葉の魔力」を意識して、いろいろな言葉で見ていただければと思います。
「99%の人がやっている?ネガティブな思考とは?」の記事はこちら
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