熱中症対策3つのポイントを話したいと思います。
今、熱中症がだいぶ増えています。
どのような症状がでるかといいますと、熱によって起こる体の不調です。
めまい、倦怠感、頭痛、吐き気、ひどい場合は意識障害などが起きてきます。
完全に意識を失ってしまう人などもいます。
熱中症になる原因は?
原因は、暑さによる体温調節機能の乱れです。
体温が調節できなくなってしまいます。
普通、人間の体温というのは、36度前後ぐらいです。
それが40度とかまで上がってしまうと、もう下げることができなくなってしまいます。
それと体内の水分量、塩分量などのバランスが崩れてしまうと、このようなことが起きてきます。
私の経験を踏まえながら、熱中症対策のポイントについて話をしていきたいと思います。
私もかつて熱中症になりかけたことがあります。
今から13年くらい前の真夏、7月の上旬でした。
フルマラソンに参加しました。
その時の最高気温が32度で、その炎天下で走っていました。
順調に走っていたのですが、30キロ地点ぐらいで汗が出なくなってきました。
汗をかかないのは、「調子がいいんだな」と、最初は思いました。
でも、それは勘違いだったのです。
次の瞬間、
- 暑い中走っているのに汗が出ないのはおかしい
- 熱中症になりかけているのではないか?
と気づきました。
実際すごく喉が渇いて、マラソンの途中にある給水ポイントで、必ず水を飲みました。
最後の4キロぐらいには、給水ポイントなかったので、我慢しきれなくて民家の水道で拝借して水を飲めたので、なんとか命からがら42.195キロを完走することができました。
熱中症対策1つ目のポイント
【1番目のポイント】は、水分補給。
水分が足りなくなると汗が出なくなって、体温調節ができなくなります。
水分をしっかり取らないといけない。
これが最初のポイントになります。
マラソンを走り終わっても喉が渇いていたので、水を2リットル、がぶ飲みしました。
その時はよかったのです。
しかし、数十分後、気持ちが悪くなってきたのです。
すごく気持ちが悪くなり、塩分が欲しかったのです。
とにかく塩辛いものが欲しいという感じになってきました。
私も医師なので、これはまずいなとすぐ気づきました。
「低ナトリウム血症だ!」と。
ナトリウムは、塩成分で血液中にある一定の状態で存在しています。
この場合、汗で失われていたにもかかわらず、水だけをどんどんとったので血液中の塩分が薄まって、薄い血液になってしまったわけです。
ナトリウムが不足し、あまりひどくなると身体のバランスが保てなくなり、ひどい場合には意識を失ったりもします。
これは大変だということで、その時ちょうど車でホテルに戻っている最中でした。
帰ってすぐにカップヌードルを2個一気に食べました。
塩分を取らないといけないのでスープも全部飲み干しました。
そうしたら回復しました。
熱中症対策2つ目のポイント
【2番目のポイント】水分だけでなく塩分も補給すること。
最近はスポーツドリンクとか塩分を含んだドリンクも出ています。
単なる水だけでなく暑い所で汗をたくさんかく場合には、塩分を補給することが好ましい。
最近は、テレビでも「水中毒」という言葉が出てきます。
塩分を取らずに水だけを取ると、水中毒の状態になってしまいます。
熱中症対策3つ目のポイント
【3番目のポイント】
熱中症の究極の対策は何か?
それは、暑いところには行かないことです。
これが一番いいと思います。
なぜかというと気温が高い場合、41度とかあったりするからです。
気温の測り方を覚えていますでしょうか。
小学校の理科で習ったように、気温は、百葉箱の中で日が当たらない場所で測っています。
ということは、日のあたっている場所では、もっと温度が高くなります。
百葉箱の中で41度だったら、日向は45度とかの暑さになります。
ですから、あえて暑い所に行く必要がないのなら、極力避けるのが一番好ましいと思います。
まとめ
熱中症の対策をまとめますと、
- 水分は絶対に取らないといけない
- 水分だけでなく塩分も補給する
- なるべく暑いところには行かない
と、私は考えています。
熱中症対策について、3つのポイントを話しました。
ブレインヘルスでは、脳の機能を高め、身体にも有益な情報を学ぶことが出来ます。
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