今日は文章を速く読む最大のコツという話をします。
忙しい現代人は、文章を早く読みたい、より多くの本を読みたいと思っている人が少なくありません。
どうやったら速く本を読めるかについては、色々な説があります。
今回は、その方法について検証してみたいと思います。
速読をする方法 ①目を速く動かす
まず1つ目の方法は、「目を速く動かす」というものです。
これは、いわゆる速読のトレーニングでよく取り上げられる内容です。
多くの速読本でも、「目を素早く動かす練習をしましょう」と紹介されています。
ただし、この方法が本当に効果的なのかについては、私なりの見解があります。
結論から言えば、目を速く動かすことに大きな意味はないのではないかと考えています。
私たちの視野には、「中心視野」と「周辺視野」の2種類があります。
中心視野は、ピントが合っていて、はっきりと見える部分です。
文章を読むときには、この中心視野を使って文字を認識しています。
一方で、中心視野のまわりには周辺視野があります。
この部分はぼんやりしていて、はっきりとは見えていませんが、私たちの脳はそこにある情報もある程度把握しているのです。
つまり、文章全体を読むときにも、すでに脳は周辺視野から情報を取り込んでいるため、無理に目を速く動かす必要はないのではないかと私は考えています。
速読をする方法 ②全体を捉える
2番目は全体を捉えるということです。
先程お伝えしたように、私たちは周辺視野で全体を捉えています。
そのため、全体を捉えてから細部を見ていく、これは有効ではないかと思います。
「全体を捉えられないよ」という人は1行だけ、あるいは行の中の半分だけでも、ブロック、いわゆる塊で読んでいくやり方から始めてみるといいのではないでしょうか。
いずれにしてもこの「全体を捉えてから細部を見ていく」という方法は、有効だと思いますので試していただくといいと思います。
速読をする方法 ③キーワードを意識する
そして3番目は自分が知りたいことを意識するということです。
これは私が実感している中で一番有効だと思われる方法です。
読書の際に、何か必要な情報、得たい情報があって本を読むという場合に、漠然と本を読むのではなく、知りたいことを意識すると早く読むことができます。
例えば人混みで待ち合わせをしていても、自分の知り合いを見つけることができます。
このように人間の脳というのは、常に自分が探しているものを見つける能力があるわけです。
本を読むときも、自分が知りたいことのキーワードをいくつか意識して、それを見つけようとして読んでみてください。
そうすると明らかに文章を認識する速度がアップします。
それはキーワードがあってもなくても、キーワードを探そうとして真剣に読んでいると集中力がアップします。
そして、明らかに文章を認識する速度が上がりますので、この方法を試していただくと、簡単に読書のスピードが上がることを実感できるでしょう。
今回ご紹介したのはこの3つですが、特に2番目と3番目を是非試していただけたらと思います。
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