今回お話しするのは、あなたが飲んでいる薬は減らせるという話です。
皆さん、薬に関しては関心が高いと思います。
「今、薬を飲んでいますが、できれば減らしたい」という相談を良く受けます。
そこで、薬を減らすために、どのような方法があるのか?
さらに、薬の中でも特に、生活習慣病にテーマを絞って話をしていきます。
薬の量は減らせないのか
生活習慣病にも糖尿病、高血圧、脂質異常症(コレステロールが高くなる)などといったものが多いです。
これらは病院で診断されると薬が出されることが多いです。
そこで、病院の先生に「薬を減らすことはできますか」と聞くと、「一生飲まないといけない」と言われることが多いです。
しかし、本当はそうではありません。
薬を減らすことは可能です。
糖尿病、高血圧、脂質異常症についてお話ししていきます。
糖尿病の薬を減らす
糖尿病の中には1型・2型があり、1型は先天的なもの、2型は後天的なものです。
ここでは、2型糖尿病についてお話ししていきますが、2型糖尿病というのは後天的にインスリンの効きが悪くなった状態のことをさします。
血糖が高いとインスリンというホルモンがたくさん分泌されます。
インスリンとは、膵臓で生成されるホルモンの一種で、血糖値を調整する重要な役割を担っています。
血糖を下げようとして、インスリンが分泌されて、だんだんインスリンの効果が減り、効かなくなってしまうという状態です。
このような2型糖尿病を、どうやったら改善できるかと言うと、インスリンがたくさん出なくてもいいようにしてあげるのが一番です。
そのために何をしたら良いのかというと、血糖値の乱高下を抑えることが必要になります。
なるべく血糖値の乱高下を押さえて、インスリンを出ないようにしてあげるのがポイントです。
インスリンは膵臓という臓器から分泌されていて、負担を減らすことでインスリンの効き具合が改善されることも期待できます。
そのための方法は、血糖値が急上昇しないような食事をすることです。
私はGI値を目安にして、血糖値が上がらないような食事の取り方を取るという方法を伝えています。
GI値とは、食品を消化した後に血糖値を上昇させる速度を表す指標のことです。
食事以外に大事な方法として挙げるのは運動です。
運動して代謝を上げることで糖を代謝しやすくなります。
運動の種類としては、有酸素運動や筋トレがいいです。
運動の大切さを詳しく知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
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高血圧の薬を減らす
高血圧の薬を減らしたいという方も少なくないと思います。
そもそも血圧とはどういうことなのでしょうか?
血圧というのは心拍出量×末梢血管抵抗で値が決まります。
心拍出量は、心臓が1分間にどれだけの量の血液を体内に送り出しているかを表す指標です。
末梢血管抵抗とは、血管の直径や血管壁の力の入り方によって血液の流れに抵抗が生じる現象のことです。
心臓から送り出される血液の量がたくさん送り出されるほど血圧は上がります。
つまり、送り出される血液の量を減らす方法はどんなものがあるかという話です。
血液量を減らすとはいえ、ただ、水分を減らせばいいのかというとそういうわけではありません。
水分だけ減らすと脱水になるので、まずやるべきことは塩分を減らすことです。
高血圧学会では1日の塩分摂取量を6gにしましょう。
ということを推奨しています。
難しい値ですが、工夫をすれば不可能ではありません。
次に、末梢血管抵抗がどういう風に決まっているか、と言うと血液の流れが良いか悪いかという話です。
つまり、毛細血管が広がり、血液の流れが良くなると血管抵抗が減ります。
毛細血管とは、血管の中でも最も細い血管で、赤血球が1列に並ぶほど細く、直径が8~10μm程度の微細な管です。
自分の体質を変えて、血管を広げやすくすると末梢血管抵抗が下がり、血圧が下がるのです。
そのために良い方法としては有酸素運動があります。
全身の血液循環を良くすることで、末梢血管まで血液が行き届き、毛細血管が広がりやすくなります。
また、加圧トレーニングもいいです。
加圧と除圧を繰り返すことで血管が広がって、血液の流れが良くなることが実験で分かっています。
加圧トレーニングで血圧が改善した例というのはたくさん報告されています。
血圧を下げるためには、塩分を抑えて、運動していただくといいと思います。
高脂血症の薬を減らす
次に、脂肪、特に中性脂肪について詳しく見ていきましょう。
脂肪が体に溜まる原因は、主にエネルギー、つまりカロリーの摂りすぎにあります。
摂取したエネルギーが余ってしまうと、それが脂肪として体に蓄積されてしまうのです。
そのため、まずは摂取カロリーを抑えることが大切になります。
ここでポイントになるのが、前にも触れた「血糖値の乱高下を抑えること」です。
血糖値が急激に上がり、その後急降下すると、使いきれなかった糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
逆に、血液中の糖がしっかりエネルギーとして使われれば、脂肪は溜まりにくくなります。
では、すでに溜まってしまった脂肪を燃焼させるには、どうすれば良いのでしょうか?
脂肪はそのままの状態で燃えるわけではありません。
まず、成長ホルモンやさまざまな酵素の働きによって「遊離脂肪酸」と呼ばれる形に分解されます。
遊離脂肪酸とは、脂肪細胞から放出される、運動時などにエネルギー源となる物質です。
この遊離脂肪酸が、燃焼されてエネルギーとして利用されます。
加圧トレーニングによって成長ホルモンが分泌され、脂肪が分解されるというのは、まさにこのメカニズムによるものです。
脂肪を効率よく燃やしたいときは、筋トレなどで成長ホルモンを活性化させた後に、有酸素運動を行うのが効果的な組み合わせです。
こうした工夫を続けていくことで、中性脂肪は大きく改善される可能性があります。
まとめ
ブレイン・ヘルスのプログラムを実践すると自然に体重が減って、健康になり薬を減らすことも可能です。
こういったことは病院の先生は教えてくれません。
薬を飲んでも血液検査の数値は良くなりますが、体質が改善されるわけではありません。
薬でデータが良くなっているだけなので健康になることとは違います。
薬を飲んでいたとしても体質を改善して、薬を減らすことができればより素晴らしいですね。
健康に近づいて、医療費も削減できるということになります。
ぜひ諦めずにチャレンジしてください。
詳しくは動画をご覧下さい。
毎日飲んでいる薬に「もしかしたら当てはまるかも?」飲まない方が良い薬が気になる方はこちらの記事もご覧下さい↓
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