摂ってはいけない!炎症を引き起こす7つの成分

こんにちは。森田敏宏です。

はじめに、私の自己紹介をします。

  • 東京大学医学部卒業
  • 東大病院 循環器内科(心臓、血管)
  • 加圧トレーニングの研究
  • 集中治療室・救命センター
  • 健康法、能力向上の方法

今日のテーマは「抗炎症」です。


炎症の原因は主に食べ物?

炎症には急性の炎症と慢性の炎症があります。

急性の炎症は、怪我や風邪をひいたときに見られる、一時的な炎症です。

一方、慢性の炎症は、長期間にわたって続く炎症であり、それが原因で糖尿病、脂肪肝、ガンなど、さまざまな病気が引き起こされてしまいます。

この慢性の炎症は、食べ物が大きな原因になると言われています。では、どのような食べ物が炎症を引き起こすのでしょうか?

そのような食べ物はなるべく摂らないほうが良いので、ここでは主な原因となる食べ物を見ていきたいと思います。

炎症を引き起こす食品成分その1

1番目は、精製された炭水化物や砂糖。

こういったものは、私たちの日常、身の回りに非常にたくさんあります。

ほとんどの食品に砂糖が含まれているのではないかといっても過言ではないくらいですが、実はこれが良くないのです。

この、精製、精白された小麦食品、白米などは高血糖を引き起こして、炎症を引き起こすと言われてます。

砂糖も、腸内細菌のバランスを壊してカビなどを増やすと言われています。

実際にマウスを使った実験では、砂糖を多く与えた結果、オメガ3という油の抗炎症効果が損なわれたというデータがあります。

オメガ-3は、私たちの体に必要な栄養素の1つで、私たちの脳や心臓の健康に良い影響を与えます。

対策としては、極力砂糖など糖分の摂取を控える。

食品には成分表示が書いてあるので、食品に含まれる成分に気を付ける。

私の食事法でもなるべく炭水化物、糖分をなるべく控えめにしましょう。とお伝えしていますが、極力控えているつもりでも、いろいろな食品に含まれていますので、知らず知らずに摂ってしまっている。

そのため、積極的に摂らなくても良いです。

摂らないようにするくらいで十分、炭水化物や糖分は取れますので、そのような対策をしていただければ良いと思います。

糖分が含まれる食品についてまとめた記事がありますので、気になる方はこちら

ジュースをやめて水だけで生活したらどうなる?

炎症を引き起こす食品成分その2

2番目は、グルテン・カゼインです。

グルテンは、よくグルテンフリーと聞いたことがあると思います。

小麦に含まれるタンパク質です。

カゼインは、牛乳などの乳製品に含まれるタンパク質です。

これらが炎症を引き起こす。ということが言われています。

海外に行くと、グルテンフリーの食品はきちんと表示されて販売されています。

しかし、日本はなぜかそのような部分はとても甘いです。

これはもちろん、このアレルギー体質の人は特に良くないのですが、アレルギーでない人もあまり摂取しすぎない方が良いと思います。

特にパンや牛乳の食事が多い人は、回数を減らした方がいいです。

炎症を引き起こす食品成分その3

3番目は、オメガ6(リノール酸)です。これはどのようなものに含まれている成分なのか。

大豆油、紅花油、コーン油などに含まれています。

これも炎症を誘発すると言われています。

それによって、寿命が短縮すると言われていたり、出血の原因になる。または、腎障害や、性ホルモンにも影響するなどと言われています。

そのため、オメガ6を多く含む油は控えた方がいいということです。

炎症を引き起こす食品成分その4

そして4番目はトランス脂肪酸。

これは、マーガリンなどに含まれています。

トランス脂肪酸についても、海外に行くとわかりますが、マーガリンなど売っていません。

日本ではいまだに売っていますが、アメリカでは以前から、健康によくないということがわかっています。

そのため、炎症を増やし、疾患リスクも高めるといわれています。

マーガリンは絶対避けたほうがいいです。

パンはなるべく全粒粉のパン、脂分の少ないフランスパン、カンパーニュなどを選ぶのがおすすめです。

炎症を引き起こす食品成分その5

5番目は、アルコール。

アルコールも飲み過ぎると良くないと言われています。

具体的には、炎症レベルです。

炎症の指標としてCRPというのがありますが、アルコールを摂りすぎてしまうと炎症レベルが上がります。

すると、リーキーガットを引き起こします。

リーキーガットとは、腸管壁新浸漏症候群と言う病気のことですが、臓器の損傷を指します。

漏れやすい腸。と言われています。

毒素や細菌が入りやすくなると言われています。

対策としては、お酒の量をできるだけ減らした方がいい。

適度にお酒を飲むのは、寿命を延ばすというデータもありますが、適度というのは個人差もあり、なかなか守れない場合もあります。

そこは、注意する必要があります。

炎症を引き起こす食品成分その6

6番目は、加工をした肉、例えばハム、ベーコン、ソーセージなどのことをいいます。

こういったものも、炎症を増加させると言われています。

できれば避けたほうが良いが、なるべく少なめにする。

どうしても食べたい場合には、無添加のもの、いろいろな添加物が、悪さをすることが多いので、できれば無添加のものを選ぶ方が良いです。

炎症を引き起こす食品成分その7

そして7番目は、グルタミン酸ナトリウム。

こちらも昔から、問題が指摘されていますが、いまだに販売されています。

有名なものは味の素です。

これに含まれているのはグルタミン酸ナトリウムです。

実験で、炎症を増加させることが解っています。

対策としては、なるべくビタミンなどを摂る。

外食を控える。などです。また、コンビニやスーパーの惣菜を控えるということがおすすめです。

病気にならないために知っておくこと

以上をまとめます。

炎症を引き起こす7つの成分は

  1. 精製された炭水化物や砂糖
  2. グルテン含有食品
  3. オメガ6などの植物油
  4. トランス脂肪酸
  5. アルコール
  6. 加工肉
  7. グルタミン酸ナトリウム

の7つをお伝えしました。

まず、このようなことをを知っていただいて、どのようなものに含まれているかいうことを意識するだけでも食品に対する見方が変わってくると思います。

ぜひ参考にしていただければと思います。

 

ブレインヘルスでは、普段の食事を改めて、生活習慣の正し方を学ぶことが出来ます。

東大ドクター 森田敏宏先生の『脳から健康になる7つの法則』プレゼント

痛くない!疲れない! 東大ドクター 森田敏宏先生の『東大式 最高の健康法』 『脳から健康になる7つの法則』(PDF版)を今なら無料プレゼント お申し込みは今すぐこちらから!

▼ ▼ ▼ ▼