地頭という言葉が最近使われています。
あの人は、地頭が良いという言い方をします。
元々頭が良い人のことを、このように呼んでいます。
そんなに違いがあるのでしょうか?
今日は、「地頭を良くする行動3選」という話をしたいと思います。
地頭がいいと仕事が早い?
私の個人的な意見としては、それほど大きな違いはないのではないかと考えています。
しかし、実際は頭が良いと言われる人もいれば、そうでない人もいるわけです。
そうでない人が、地頭が良いと言われるようになるためには、
- どんな行動
- どんな習慣
を行ったら良いのかを考えていきたいと思います。
地頭を良くするやり方その1
1番目は、頭の回転を良くすることです。
頭の回転が速いという人は、大体頭が良いと言われます。
実際、東大生などを見ていると、確かに頭の回転が速い人が多いです。
- 計算が早い
- 本を読むのが早い
といった共通点があります。
どうやれば、頭の回転を速くできるのでしょうか。
ここで考えていただきたいのは脳内回路という概念です。
脳内回路は、頭の中に実際にはありません。
イメージで考えるということです。
何か新しいことを学習するときに脳の中に新しい回路が形成されるようなイメージです。
最初は、回路にしっかり電流が流れないのですが、段々と強固なものになって電流の流れも、速くなっていくようなイメージになります。
この回路の流れが速いのが、頭の回転が速い状態といって良いと思います。
そのためにはどうしたら良いのか?
ポイントは2つあります。
1つ目は、反復することです。
脳内回路に繰り返し電流を流すことが必要になってきます。
- 何か新しい学習をするとき
- スポーツの練習をするとき
なども、反復することによって回路が強化されていきます。
2つ目のポイントはスピードを意識することです。
反復するだけでなくスピードを意識すると電気の流れが速くなっていきます。
例えば、計算を解くのも、ただゆっくり反復するのではなく、スピードを意識することによって段々スピードが上がっていきます。
脳内回路が強固になり、流れが速くなった状態が
- 頭の回転が速い
- 頭の回転が良い状態
となります。
地頭を良くするやり方その2
2番目はワーキングメモリーです。
ワーキングメモリーを鍛えることが地頭を良くするのに繋がります。
ワーキングメモリーとは、作業や動作に必要な情報を一時的に記憶処理する能力のことを言います。
一時的に覚えておいて、かつそれを処理する、やりくりする能力のことを、ワーキングメモリーと言います。
ところが、私達人間は頭の中であれこれ考えるのが実は苦手です。
例えば、買い物に行く時に、あれとこれを買って来ようと頭の中で覚えておいたつもりが、忘れてしまったといった経験があると思います。
これは私達のワーキングメモリーが弱いために起こる現象です。
作業を円滑に進めるには、弱さを補うために書き出して見える化するのです。
この見える化するやり方を私の講座では、いつもお勧めしています。
これによって
- 脳の負担を減らす
- ストレスを減らす
ことが可能になります。
しかし、この地頭を鍛えるためには、あえて頭の中であれこれ考えた方が良いのです。
一時的に負担はかかります。
けれどもそれをやることによって頭を鍛えることができるのです。
ある意味、筋トレで一時的に負荷をかけるのと同じようなイメージです。
仕事などでもあえて時々やると良いと思います。
いつも私がお勧めしているワーキングメモリーの訓練法は、将棋です。
将棋は次の手、その次の手と先まで手を読みます。
頭の中でイメージを作って考えるわけです。
これがワーキングメモリーを鍛えるとても良い訓練になります。
ワーキングメモリーを鍛えたいという方は、
- 将棋
- 詰将棋
などをやると良いです。
地頭を良くするやり方その3
3番目は、抽象度というものがあります。
抽象度を上げたり下げたりする能力を鍛えると地頭が良くなります。
抽象度というのは例えば、ペットという概念を考えてみたいと思います。
この抽象度が上にいくほど高いということです。
上に行くとペットという抽象的な表現になり、下に行くほど具体的になっていきます。
例えば犬猫、鳥と別れて、さらにチワワ、ブルドッグ、トイプードルなどと具体的な名称になっていきます。
このように抽象度が低い表現、高い表現というのが存在します。
例えば、会話する時、相手に合わせて、抽象度を上げたり下げたりして表現することによって、相手にわかりやすく伝えることができたりします。
例えば、「ペット」という言葉が分からない人は、大人にはいないと思います。
しかし、子供だと「ペット」という言葉が分からない可能性があります。
そういう時には、犬とか猫とかという表現を用いて説明してあげた方が相手に伝わります。
このように抽象度を上げたり下げたりします。
これはビジネスの現場でも、生かすことができます。
例えば、健康法というと、抽象度が高くなります。
加圧トレーニングというと、抽象度が低くなって、具体的になります。
加圧トレーニングを受けに来ている人は、健康法に興味がある、関心があるのだということが、この抽象度を上げ下げすることによって分かります。
キーワードとして健康を求めているのであれば、トレーニング以外にも関心があるだろうと推測できます。
例えば、健康に良い食品にも関心があるだろうという推測が成り立ちます。
実際こういった発想から、加圧トレーニングのお客さんに健康食品を販売して、それで利益を上げている方もいます。
このように抽象度を上げ下げする能力を鍛えることによって、ビジネスの売上アップなどにも繋げることが可能です。
今回ご紹介したこの地頭をよくする行動3つ、
- まず脳内回路を鍛えて、頭の回転を良くする
- ワーキングメモリーを鍛える
- 抽象度を上げ下げできるようにする
この3つを、意識して行動していただくと、本当に頭が良くなることは間違いないです。
ぜひ実践していただければと思います。
他にも脳にとって良い事、良い習慣をまとめた記事がありますのでぜひ見ていってください
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