『園児バス置き去り事件と、日本の闇』という話をしたいと思います。
静岡県牧之原市の幼稚園の送迎バスに、3歳の女の子が置き去りにされて死亡した事件をマスコミが取り上げています。
置き去り対策として、バスに安全装置をつけることを義務づける方向になったようです。
これもいかがなものかと感じますが、日本らしい発想です。
私としてはあまり賛成できる方針ではありませんが、このような事件は、今までにも何度もあったと思います。
では、どうしてこういうことが起きてしまうのかを考えてみます。
脳の特性と日本の抱えている問題
ここに潜んでいる問題は、まず日本が抱えている問題です。
そして脳の特性が関わっていると考えられます。
まず脳の特性に何が関係しているかですが、人間は短期記憶が弱く、やらなければいけないことをうっかりしてしまうことがあるわけです。
今回は特に理事長がバスを代理運転して
- 慣れていなかったこと
- 本来やらなければいけない確認を、うっかりして忘れてしまったこと
があります。
短期記憶が弱いことに比べてさらに、人間の脳の特性として
- やりたくないこと
- 面倒くさいこと
は、特に忘れやすいです。
高齢になると物事が億劫になる
皆さんもやらなければいけないことを、なかなかやれずにズルズル先延ばしした経験があると思いますが、これもこの脳の特性に基づいています。
とは言いましても、幼稚園児なので忘れ物をすることもありますから、やはり最低限のチェックをするべきという疑問も湧きます。
それすらやらなかったのは、なぜなのかということです。
それを考えてみたいと思いますが、ここに日本が抱えている問題が関係しているわけです。
それは何かというと高齢化です。
昔は日本も若い人口が多かったのですが、どんどん少子高齢化が進んでいます。
そこで問題になってくるのは、高齢になると体力が落ちて足腰も弱ってくることです。
今回の理事長ともう1人乗っていた方も、70代だと聞いています。
やはり年齢相応に体力が落ちている可能性が高く、なかなか素早く動けません。
膝とか腰が悪いと、余計に動くのがしんどくなります。
「面倒くさい」という心理
そうすると人間というのは、バスの中を見て回るのも面倒臭いという心理が働いてしまうわけです。
本人はそう思っていないと言うでしょうが、無意識のうちに面倒臭いという心理が働いているわけです。
面倒臭いこと、やりたくないことは記憶の底に葬ってしまい、やらずに過ごしてしまうことが多いのです。
このようなことが、今回の置き去り事故の遠因として関係しているように思います。
もしバスを運転している人が若くて元気な人であれば、バスの一番後ろまでささっと見に行き対処します。
こういうトラブルが起きることの原因として、「日本の高齢化が少なからず関係しているのではないか」というのが、今回の事件に関する私の推察分析です。
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