本日は「ストレスホルモンとは何か」というテーマでお話をさせていただきます。
ストレスホルモンとは?コルチゾールの正体
私の講座では、よく「ストレスホルモン」という言葉が出てきます。
このストレスホルモンとは、「コルチゾール」という副腎皮質ホルモンの一種を指します。
副腎とは、腎臓の側に位置するホルモンを分泌する器官であり、コルチゾールはそこから分泌されるホルモンのひとつです。
このコルチゾールが、一般に「ストレスホルモン」と呼ばれているのです。
コルチゾールの過剰分泌がもたらす弊害
ストレスを受けると、このホルモンの分泌量が増加します。
それにより、以下のような問題が引き起こされる可能性があります。
- 免疫機能の低下
- 生殖機能の低下
- 血糖値の上昇
- 血圧の上昇
したがって、ストレスホルモンの分泌が過剰にならないよう、日頃から注意する必要があります。
コルチゾールは悪者ではない?適度な分泌の重要性
とはいえ、コルチゾールがすべて悪者というわけではありません。
もちろん、私たちの身体にとって必要なホルモンだからこそ、分泌されているのです。
逆に分泌が低下すると、以下のような症状が現れることがあります。
- 食欲の減退
- 体重の減少
- 疲労感
実際、コルチゾールの分泌が低下することで発症する病気も存在します。
このように、コルチゾールというホルモンは「ストレスホルモン」と呼ばれながらも、適度に分泌されることが必要不可欠なのです。
慢性的なストレスを軽減するには?2つの実践法
それでは、適度なコルチゾール分泌を維持するにはどうすればよいのでしょうか。
過剰な分泌は避けたい一方で、まったく分泌されないのも問題です。
そのためには、脳の慢性的なストレスを軽減する必要があります。
ここでは、簡単に実践できる2つの対処法をご紹介します。
1. 脳の整理「脳内断捨離」
まずひとつ目は、「脳の整理」を行うことです。
これは、私が常にお伝えしている「脳内断捨離」という方法です。
詳しい手順はここでは省略いたしますが、頭の中にある考えをすべて紙に書き出し、可視化して整理していくというものです。
この作業を行うだけでも、脳の中がすっきりし、ストレスを大きく軽減することができます。
非常に効果的な方法ですので、ぜひ一度お試しください。
2. ストレスに対する捉え方を変える
二つ目は、「ストレスに対する捉え方を変える」という方法です。
たとえば、ジョギングという行為を考えてみましょう。
走ることが嫌いな方にとっては、ジョギングは苦行であり、苦しみ以外の何ものでもありません。
これはまさにストレスと感じられる行為です。
しかし、健康に良い、走ると気分が爽快になると感じている方にとっては、まったくストレスにはなりません。
同じ行動をとっていても、それをストレスと感じるか否かは、その人の「捉え方」によって大きく異なります。
物事をネガティブに捉えるのではなく、ポジティブな側面を見るように意識することで、ストレスとは感じなくなるのです。
脳が「これは良いことだ」と認識すれば、コルチゾールの過剰分泌も抑えられるというわけです。
まとめ:ストレスホルモンと上手に付き合うために
ストレスホルモン「コルチゾール」は、過剰でも不足でも体に悪影響を及ぼします。
大切なのは、脳のストレスを軽減し、適切なホルモンバランスを保つことです。
今回ご紹介した「脳内断捨離」と「捉え方を変える」方法を、ぜひ日常に取り入れてみてください。
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