頭が良くなる思考術!実生活や仕事で役に立つ【東大ドクター 森田敏宏先生が教える】

今日は頭が良くなる思考術という話をします。
頭が良いと一口に言いますが、どんな人が頭が良いと思いますか?

「記憶力が優れている」「クイズの答えをたくさん知っている」「頭の回転が速い」など色々な答えがあるでしょう。
しかし私は、実生活や仕事で役に立たなければ意味がないと考えています。
ではどのような思考が本当に頭が良いというのか、それを考察します。


頭が良くなる思考 その1 抽象度を上げる

1番目は抽象度を上げるということです。
抽象的、具体的という言葉を聞いたことがあると思います。
例えば犬や猫というのは具体的な動物ですが、抽象度を上げていくと、どちらも同じ動物、生き物という範疇に入れることができます。
このようなことを抽象度を上げると言います。

少しわかりにくいのですが、思考をより具体的にしたり、逆に抽象的にしたりするという力があると、共通点を見つけて応用したりすることが可能になります。
例えば私が心臓カテーテル医をしていた時の経験でいうと、カテーテルをやる時というのは色々な手順を考えます。

その思考の仕方が「将棋の考え方と似ているな」ということに気づいて、将棋の考え方を応用したことがあります。
そうすると治療の手順を考えるのが、とてもスムーズに行くようになりました。
このような応用が利くようになります。

頭が良くなる思考 その2 ワーキングメモリーを鍛える

2番目はワーキングメモリーを鍛えるということです。
頭の中で複数の物事を覚えて、やりくりする能力のことを指します。
例えば料理のメニューを考えたり、料理を作ったりするのも頭の中でやりくりを考えます。
こういう時もワーキングメモリーが役立っています。
仕事の段取りなどを考えるのも同様です。

しかし実は私たちの脳というのは、このようなことを頭の中であれこれ考えるのが苦手なのです。
やりくりができない、段取りが組めないということが起こってきます。
私は「そういった問題を解消してストレスを減らすために見える化しましょう」「頭の中で考えていることを書き出して見える化しましょう」と言うやり方をお勧めしています。
逆に脳の働きを鍛えるためには、あえての中で考えるという訓練をした方がいいです。
このために有効な方法は詰将棋です。
特に詰将棋などをやるのがオススメです。
頭の中で将棋の駒を動かして、どうやったら王様を詰むかというのを考えますが、こういった訓練をするとワーキングメモリを鍛えることができますので、「頭の中で段取りを考えるのは苦手だ」という人は試していただけるといいでしょう。

頭が良くなる思考 その3 メタ認知

3番目も、とても重要です。

メタ認知、自分で自分自身を認識し、自分の事を客観的に見るということです。
これはあくまでイメージですが、もう一人の自分がいて、自分のことを客観的に見たり自分にアドバイスをするというイメージです。
実際にもう一人の自分が近くにいるわけではないのですけど、そのような働きをします。
これができるようになると、自分を客観的に見ることができて、冷静に行動できるようになります。
自ずとパフォーマンスをあげることもできます。
そんなことできるのかなと思う方が多いと思いますが、実際にやっていただければできます。
そんなに難しくはないですので、意識して試していただけるといいでしょう。

まとめ

頭がよくなる思考の方法として、

  • 1番目に抽象度を上げるという話をしました。
  • 2番目はワーキングメモリです。頭を良くしたいという方は、あえてワーキングメモリを鍛える訓練をすると良いです。
  • 3番目はメタ認知です。自分自身を客観的に見るということを、意識していただくといいでしょう。

 

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