こんにちは、森田敏宏です。
時間というのは、有限、限りがあります。
そこで、今日は「時間を2倍に増やす4つの原則」といった話をします。
時間は増やせないのか…?
普段から時間が足りないとか、時間がさらに欲しいと思っている方は少なくないと思います。
今回は時間を、どうすれば増やすことができるのか、それに役に立つ「ECRSの原則」というものを、ご紹介したいと思います。
「ECRS」というのは、(E)エリミネート(C)コンバイン(R)リヤーレンジ(S)シンプリファイの略です。
頭文字を取って、「ECRS」と言うようになっています。
(E)は、エリミネートで日本語に翻訳すると「排除」という意味になります。
余分な業務をなくすことができないか、という意味合いになり、私の講座で言えば、まさに「脳内断捨離」の中の一部に相当します。
私たちの仕事というのは、業務・タスクの積み重ねで成り立ちますので、業務を減らせば、その分時間を節約することができます。
無駄な業務を減らしたい場合には、「脳内断捨離」の要領で、やっていることを書き出して、無駄がないかを考えていただくといいと思います。
ECRSのCとは…
2番目は、(C)コンバインです、日本語に訳すと「結合」というような意味になります。
業務を一つにまとめられないかという非常に役に立つ方法です。
私はどのようなことをしているかといいますと、かつてはよく本を出版していましたので、原稿を書かないといけなかったわけです。
それとは別に、メルマガも発行していました。
本の原稿も書いて、メルマガを書くと、作業が2倍になってしまい、仕事の時間が増えてしまいます。
そこで考えたのは、本の原稿とメルマガのテーマを同一にすることです。
本の内容全てを、メルマガに書いてしまうのはよろしくないので、一番のポイント部分、肝の部分を今度出版する本でお伝えします。
このような形で締めくくると、メルマガを読んだ人は、本も読みたくなるので、いろいろな副次的な効果が出るわけです。
また、一つの作業をこなす時間だけで済むといったことができます。
最近は本は出していないですが、YouTubeなどをやっていますので、YouTubeもやって、メルマガも書いて、となると作業時間が倍になってしまうので、私の場合は、YouTubeとメルマガのテーマをオーバーラップ、共通させて作業時間を増やさないような工夫をしています。
このコンバインは、非常に有効なテクニック原則です。
ECRSのRとは…
そして、3番目の(R)リヤーレンジですが、「交換」という風な意味になります。
業務の順序や場所などを入れ替えることで、効率が向上しないかということです。
いつもなんとなく、同じ順番でやっているものを、これを変えたらどうなるかを意識してみる必要があります。
私の場合は、毎朝「一人戦略会議」をやるというのが、通常のパターンですが、メルマガの修正などを行うという順番になります。
しかし、このメルマガの修正に関しては、音声入力などを使うので、例えば外に出た場合などは、やりにくくなるので、作業の時間が余分にかかるようになります。
静かな状況でできる場合には、先にメルマガの修正を行ったほうが、短い時間で出来るので順番を変えることです。
他にもいろいろな場面で、応用が利くと思いますが、例えば、朝比較的早めに出かけなければいけない時に、自宅で朝食を食べてから出かけると、朝食を食べるための時間がある程度かかってしまいますが、出かけて途中で移動しながら食事を摂るというふうに切り替えれば、時間を有効に使うことができます。
これは(R)リヤーレンジと(C)コンバインの合わせ技といえます。
移動という業務、作業と食事を同時に行うわけですが、それによって時間を有効活用できることになります。
ECRSのSとは…
最後4つ目の(S)シンプリファイ、簡素化するやり方にすることで、業務をより単純にできないかということです。
80対20の法則というのがあるのですが、どういう意味かといいますと、たとえばあなたが作業するとします。
パワーポイントなどでプレゼンテーションを作ることがあると思いますが、80%仕上げるのに要する時間と、残りの20%を完璧にするための時間は、同じくらいかかると言われています。
80%手間をかけて、発表するためにおかしくない、困りはしないというレベルから、細かいデザインや、字の大きさなどを一生懸命に仕上げていく残りの20%が、同じくらいの時間がかかってしまうということです。
さらに単純に、簡単にすると、大幅に作業時間を減らすことができるわけです。
私の講座でいうと、ステップ集中という、何も考えずに集中するというような、イメージの集中法をお伝えしています。
「いい加減」という言葉があります、最近悪い意味で、とられることが多いですが、「程よい加減」にすることです。
完璧を目指すのではなく、余分なことをせずに、ちょうどいい加減でこなすということを行えば、それだけで時間を減らすことができます。
最初の(E)排除(エリミネート)というのがありましたが、少し似ている部分があるのではないかと思われますが、どちらが大事かというと、この(E)の方です。
余分な業務自体を排除して、それでも残ったやらなければいけないものを、さらにシンプルにすれば、より時間を節約することができるということになります。
「ECRS」の原則です。
この原則を参考にして、皆さんの行っている業務を見直して頂くと、時間を短縮し有効活用できると思いますので、ぜひためしていただければと思います。
ブレインヘルスでは、時間を増やす方法を学ぶことが出来ます。
東大ドクター 森田敏宏先生の『脳から健康になる7つの法則』プレゼント
痛くない!疲れない! 東大ドクター 森田敏宏先生の『東大式 最高の健康法』 『脳から健康になる7つの法則』(PDF版)を今なら無料プレゼント お申し込みは今すぐこちらから!▼ ▼ ▼ ▼