人間は先のことを考えるとストレスになる

皆様は忙しい毎日を過ごされていると思います。

「忙しい忙しい」と言って、ストレスを感じていませんか?

もしかしたら、「今はしなくていいこと」をしたり「気にしなくてもよい、先のこと」を気にしているからかも知れません。

何で、こんな話をするかというと、、連日、新しいプロジェクトのミーティングをしていて、そこでは、いろいろな人がいろいろな意見を出します。

それを聞いていて気づいたのは、ほとんどの人の意見が時間軸を無視しているということです。

あなたは四次元思考という話を知っていますか?

私たちの住んでいる世界は、過去、現在、未来で成り立っています。

つまり、今、私たちが存在している世界は三次元です。

それに時間軸を加えた四次元で物事を考えていかなければならないというのが四次元思考です。

今は上手くいっていることも、時間が経てば状況は変わっていくので、そういった時間軸を常に意識する必要があるのです。

ですから、新しい取り組みをする場合、今すぐやるべきこと、1ヶ月後にやるべきこと、数カ月後にやるべきことといった時間軸によって、やるべきことは異なります。

しかし、これらをごっちゃにして考えてしまう人が多いのです。

今やるべきでないことの話をあれこれしていても、時間の浪費になってしまいます。

もちろん先のことを考えることも大切ですが、先を読むということは非常に難しいです。

将棋では先を読みますが、何十通り、何百通りという手があり、それらを全部読み切るのは、プロ棋士でも不可能です。

私たちが取り組む物事も、先の先まで完璧に読み切ることはできません。

ですから、まずは時間軸に沿って、やるべきことを整理して、順番にやっていく必要があります。

その上で問題が生じたら、その都度軌道修正をするしかないのです。

その読めない先のことをいろいろ考えたり、心配する人が多いのですが、それはストレスになってしまいます。

なぜかと言うと、人間は短期記憶と、それをやりくりするワーキングメモリーという能力が弱いので、頭の中であれこれ考えようとするとストレスになってしまうからです。

たとえば、お医者さんの外来の場合で考えてみましょう。

外来には毎日たくさんの患者さんが来ます。

しかし、「今日はこんなに患者さんがいる、、、」と考えると、それがもうストレスになってしまいます。

何十人もいる患者さんを一瞬で診察できるかと言うと、それは無理です。

結局は目の前の患者さんに集中し、一人診察が終われば、次の人に集中するといったように、一人一人こなしていくしかないのです。

全ての作業は、これと同様です。

先のことを考えながら作業しても仕方ありません。

先のことは考えず、目の前の一歩に集中することを繰り返すしかないのです。

その目の前のことだけに集中すれば、ストレスを感じずに作業をこなすことができます。

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