水を取る量は毎日どのくらいが良いのか?

こんにちは、森田敏宏です。
今日は、水の摂り過ぎはよくないという話をしたいと思います。

さて、先日YouTubeの動画を見ていたところ、水の摂り過ぎはよくないという話が出ていました。
私は、いつも水をしっかり取る、ということを推奨しています。
そのため、これはちょっとチェックしておいたほうがいいだろう、ということで見てみました。
なぜ摂り過ぎは良くないと言っているかということです。
その動画によりますと、水を取りすぎるとさまざまな病気を引き起こすということなんです。
そして、挙句の果てには心不全になってしまうということです。
だから、水は摂り過ぎないほうがいいんだというようなことを話していました。
では、本当にそうなのかということを考えてみたいと思います。



水を取りすぎると心不全になる?

まず心不全についてです。
心臓に問題ない人、正常な人が水を飲み過ぎて心不全になるかというと、そういうことは通常起こらないです。
たとえば30分間で10リットルのを飲むようなことをしたら、体にどのような影響を与えるかはわかりません。
通常、健康な心臓を持つ人が水を飲んだからといって、心不全になるということはありません。
では、水の取りすぎ、飲みすぎということですが、それはどうなのかということをちょっと考えてみたいと思います。
だいたい1日2リットルぐらいを目安にしましょうということを、私も言っています。
おおよその目安としては体重1kgあたり40mlぐらいです。
体重50キロの人だと2リットルぐらいということになります。
これはもちろん個人差がありますので、人によって違います。
すごく小柄であまり運動もしないような人は、2リットル飲む必要はないでしょう。
もっと身体が大きくて、たくさん体も動かして汗もかくというような人は、もっと水分を取った方がいいわけです。
ですから、これはあくまで目安ということになります。
飲みたくないのに無理に2リットル取らなければならない、ということではありません。

1日に失われる水分量はどのくらい?

まず、1日に失われる水分量はどのくらいかというと、まず尿としてです。

出て行く水分量というのが1日に約1.5リットルになります。
あとは不感蒸泄と言って、汗じゃなくて水蒸気みたいに水分が発散していくわけなんですが、これが1日に800ccぐらいあると言われています。
その他にも汗をかいたりするわけです。
ですので、1日には2リットル以上、多ければ3リットル近くの水分が失われていくわけです。
これだけの水分が失われるわけなので、やはりしっかり水分を摂ったほうが良いのです。
それに対して水分の取りすぎというよりも、むしろ取らなすぎの人が多いのが現状なんです。

水を取る量が少な過ぎる

ペットボトル

なぜ取らないかというと、色々な理由があります。
忙しくて水を飲む暇がないとか、あるいはトイレに頻繁に行きたくないから、あまり水分を摂らないなどです。
あとは、特に夕方になると、喉が渇いた方がビールがおいしいから我慢するなんていう人もいます。
私の親戚でもこんな人は実際いました。
水分を摂らないと、極端な場合血液が濃くなってしまって、ドロドロ血になってしまいます。
ひどい場合は血管が詰まることもありえるわけです。
もちろん、もともと健康な人がいきなり血管が詰まるということは、まずありません。
ですが、もともとメタボだったり動脈硬化が進んでいるような人は、水分が足らなくなると、血管が詰まる可能性は高まってきます。
ですので、水分はちゃんと取ったほうがいいんです。

水を取ることにより循環が良くなる

私がいつも水分を取りましょうと言っている意味は、取らなすぎ、足りていない人が多いので、しっかり取りましょうという意味合いなのです。
さらに言うと、しっかり取ると循環がよくなって、体調も良くなります。
多くの人がこのぐらいでいいだろうと思っているよりも、ちょっと多めに取ってみると、実際に循環もよくなって体調も良くなるんです。
それを体感してほしいと思っています。
先ほどお話しに出てきたような、水分を取りすぎて心不全になるということは通常ありえないです。
心臓と腎臓は血液の循環や水分のバランスに関係しています。
この2つがしっかりしていれば、まず心臓はポンプのように血液を送り出して循環させています。
そして、その血液の一部が腎臓に流れていきます。
そこで尿が作られるわけです。
もし体内の水分量が多い場合には、その分尿となって出ていきます。
この二つがしっかりしていれば、水分が過剰になりすぎるということは、通常は起こらないです。

むくみは水分の取りすぎではない

それでも何か具合が悪くなるとか、むくみすぎてしまうという場合には、水分の取りすぎではなく、他に何か原因が考えられます。
ですから他の病気がないか、ということを調べた方がいいと思います。
結論としては、やはり水分が足りていない人が多いので、しっかり取った方が良いですよということになります。
また、特別な病気がなければ、それによって弊害が起きる心配はないと言えると思います。

 

 

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