時間割引率とは何という話をします。
この時間割引率という言葉を経済評論家の勝間和代さんがよく話題にしています。
ただあまり聞き慣れない言葉なので、少しピンとこない方も多いのではないかと思います。これは元々は経済用語から来ている言葉です。
報酬の価値が時間とともに減っていく。
その割合を言ってるわけなのです。
時間で価値は下がっていく
例えば今すぐだと1万円もらえます。
1年待ったら1万2000円もらえますと言われたときに、あなただったらどちらを選ぶでしょうか?
今お金に余裕がない人だと、今すぐお金が欲しいということで、1万円を選ぶ可能性が高いわけです。
逆に余裕がある人は1年待って1万2000円。
2000円増えるということは20%増えますから、そちらを選ぶというふうにその報酬の価値です。
それをどう捉えるかということを意味しているわけなのです。
英語で言うと、この時間割引率というのはタイムディスカウントレートで、これを訳したのが時間割引率という言葉です。
つまり時間の経過と共に、価値が下がってくるわけです。
その割合ということです。
ここまで聞いてもピンとこないという方もいるかもしれません。
そのものの価値をどう捉えるかということです。
長い目で見て得
先ほど言ったお金の例でも、一般的に考えれば、1年間で20%お金が増えるのであれば、そちらを選んだ方が得なのです。
長い目で見て得なのですが、余裕がないと目の前の1万円を選んでしまうわけなのです。
そのようなことがしばしば起こります。
要するに勝間さんが言いたいのは目先の利益や快楽よりも、長い目で得する方を選んだ方がいいという意味合いなわけです。
例えば具体的な例を見ていくと、目の前にドーナツがあってそれを食べるか、どうするか、ついつい食べてしまう。
すると太ってしまうし将来病気になってしまいます。
しかしそれを食べずに我慢すれば健康を維持できて、のちのち人生を楽しめるわけなのです。
このような選択ということになります。
お金に関してもそうです。
目先の楽しみを楽にお金を使ってしまうとお金が貯まらないわけですが、そういう無駄遣いをせずに貯蓄をしたり投資にお金を回せば、将来金持ちになれるということです。
目先の利益は後で・・・
このように、先を見越してどちらを選ぶかということです。
目先の利益にとらわれるよりも、長い目で見てどちらが得かということを考えた方がいいですよということです。
私の経験でも、同じようなことを、同じような判断をしたことはいろいろあります。
例えば私がやっていたカテーテル治療です。
カテーテル治療とは、身体の内部に細い管(カテーテル)を挿入して、内部から治療する方法です。
結構一般の人が聞くと少し驚くと思うのですが、多くのドクターはとにかく早く終わらせるのはかっこいいというか上手いみたいな、そういうポリシーで考えてやってる人が多いです。
しかしそれで後でトラブルが起きたら、良くはありません。
私はどうしてたかというと、とにかくこれならもう絶対大丈夫だろうというレベルまで納得のいくまでしっかり治療するということで、その方が患者さんにも、メリットがありますし、後でトラブルが起き
て、自分の時間も結局奪われてしまうことも防げるわけなのです。そういうような考えでやっていました。
今私は医療の現場を離れて、主にビジネスをやっていますが、ビジネスにおいてもこの考え方はやはり同じで、目先の利益を追うよりも、やはり時間がかかっても、仕組みを作るというのが大事になってき
ます。
目先何か一気に儲かるようなビジネスがあったとしてもそれはやはり一時的に、一時的に儲かっても、その後、長く続くかどうかはわからないわけです。
そういうものよりも積み上げ型のビジネスです。
継続していくと、だんだん安定してくるものです。
やればやるほど安定して、やればやるほど売り上げが上がってくるような、そういうものをおすすめしています。
どちらも、バランスよく取り組めれば一番いいと思うのですが、常に長い目で見てどちらが得かということです。
目先の利益だけにとらわれず、長い目で見てどちらが得かということを考えて、選択をするということです。
それを意識していくといいと思います。
「ビジネスでやるべき一番重要なこととは?」についての記事はこちら
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