東大ドクター森田敏宏先生が教える脳力アップの裏ワザ

今日は脳力アップの裏ワザという話をしたいと思います。

頭が良くなりたい、能力を高めたいと思っている人は少なくないと思います。

ちなみに能力という言葉ですが、通常は「能」という字を使いますが、最近は人間の頭の「脳」を書いて脳力といった表現も使われます。

人間のパフォーマンス、何か行動して成果を出すということはすべて脳が働いて行っていますので、「脳」という字を使うのも悪くはないのかなと思います。

「脳力」と書くのは、実は好ましくなかったのですが、最近は少し考えが変わってきて、やはり脳が一番重要だろうというので今回はあえてこの「脳」という字で脳力アップについて考えてみたいと思います。


脳力アップその1 手順を考える

今回、3つの方法をお伝えしますが、まず一つ目は手順を考えるということです。

例えば将棋とは手順を常に考えるものです。

最初は次の手を打つのに、ものすごく時間がかかるのですが、常に移行手順を考え続けているとどんどん速くなって来ます。

やがて高速になります。

高速というのも光の速度という字がありますが、イメージ的には本当に光速に近いくらいの速さで、考えられるようになるのです。

将棋に限ったことではありませんが、頭の中で将棋の駒がぐるぐる動くような訓練を続けるからできるようになるのでしょう。

 

物事の移行手順を考える習慣を身につけるためには、日常生活の中で、色々と移行手順を考える場面があるので、意識して訓練します。

なぜ意識することが重要かといいますと、ワーキングメモリーが関連しています。

ワーキングメモリーというのは脳の中で短期間、いくつかの物事を覚えておいて、その手順をやりくりする脳力のことを言います。

直訳すると作業記憶と言いますが、頭の中で色々なことを考えないといけないのです。

悪い例としては、やらなければいけないことを頭の中だけで考えようとすると混乱してしまい、うまくいかないのでストレスが溜まってしまいます。

逆にやるべきことを意識して訓練すると脳力はアップするわけなのです。

 

例えば、将棋を訓練していくと誰でもある程度のレベルまでは、脳力をアップすることができるのです。

同じような事が仕事、時間管理、勉強、何でも当てはまります。

漫然とやっていると変わらないのですが、常に頭を働かせて、

  • 今日はこの仕事の手順をこのようにやろう
  • 時間をうまく使うために今までと順番を変えてみよう
  • こういうところを工夫してみよう

などです。

脳の訓練を常に考えていると、だんだん改善されますし、頭も使っているので脳力アップにもつながります。

したがって、意識的に手順を考えてみましょう。

脳力アップその2 運動をする

二番目は極めて重要で、運動をすることです。

運動することによって脳が活性化するという、たくさんのデータが出ていますので否定できない事実です。

人間は本来体を動かさないといけないのです。

じっと家の中で閉じこもっていると、メンタル的にも落ち込んでしまいますし、脳力も低下してしまうのです。

ですから、その逆をやらないといけないということで、積極的に運動した方がいいのです。

 

朝、軽くジョギングをしましょうとお勧めしていましたが、最近は少しやり方を変えました。

まず加圧トレーニングをやっています。

その後で朝ランをしていますが、とても調子がいいです。

起床したら腕の加圧から始めますが、だいだいその段階で目がシャキッと覚めてきます。

その後、足の加圧をすると走るための準備運動がバッチリ出来た状態になります。

足の加圧をやるとパンプアップと言って筋肉が膨らみ、激しい筋トレをした時のような状態になって力が入りやすくなります。

 

その状態でランニング、ジョギングをするとすごく調子がいいです。

走り終わると脳がすっきりするという状態になります。

私のセミナーの受講生なども実践している人がいますが、皆さん調子がいいと言っています。

本当にオススメな方法ですので、是非試して頂ければと思います。

脳力アップその3 集中する癖をつける

三番目は集中する癖をつけることです。

パッと聞いただけだと分かりにくいと思いますが、人間は意識的にある程度集中した方がいいのです。

 

例えば計算問題です。

だらだらやっていると、いつまでたっても速くなりません。

しかし集中して取り組むとだんだん速くなります。

先ほどの将棋と同じように思考の速度が速くなってきて、速く解けるようになるのです。

意識しているかしていないかによって、長い目で見ると大きな差がついてしまうのです。

おそらく大半の人は勉強にしても、仕事にしてもゆっくりやってしまう人が多いのですが、意識的に集中してスピードを上げると、どんどん脳の回転が速くなります。

脳内回路の回転が速くなってくるのです。

では脳の中はどうなっているかというと、集中している時はやる気のホルモンと呼ばれるドーパミンの分泌がアップしています。

神経には電気信号が流れるのですが、ドーパミンによって神経伝達の速度が速まるのです。

文字通り、電気回路に電気が流れる速度が速くなるというイメージです。

言い換えるなら頭の回転が速くなるということです。

最初から速いという人も中にはいますが、意識的に集中することによって頭の回転もどんどん速くなります。

ですので最初は集中することを意識してやるのが重要です。

受験生であれば計算ドリルをやるときに、意識的に集中してスピードアップをはかるなどです。

仕事でも、だらけてやっていたのを意識的にスピードアップをはかると、自然に集中できるようになりますので、集中する癖をつけることを試してみましょう。

まとめ

今回ご紹介した脳力アップの裏ワザ、まとめますと一番目は手順を考えることです。

最初はじっくり考えていても、だんだんそれを素早く考えられるようになりますので、是非試していただきたいです。

二番目は運動で、今一番オススメなのが、朝加圧と朝ランをやるという方法をご紹介しました。

三番目は集中する癖をつけるということです。

意識して集中することをやっていくと、慣れてくるので条件反射的に集中できるようになります。

これもぜひ試して頂ければと思います。

 

ブレインヘルスでは、脳力アップする方法を学ぶことが出来ます。