先延ばし克服の鍵:完璧主義からの脱却

先延ばしとは、やるべきことを後回しにしてしまう現象です。
これは多くの人が経験する問題で、ストレスや自己嫌悪を引き起こし、悪循環に陥る原因となります。
例えば、先延ばしをすると「自分はダメだ」と感じ、さらにやる気を失い、また先延ばしをする…。このようなサイクルが繰り返されるのです。
では、なぜ先延ばしをしてしまうのか。
考えてみたいと思います。



セルフコンパッション(自分を許す力)が先延ばし克服のカギ

先延ばしをしてしまう原因にはさまざまな要素がありますが、その中でも特に注目すべきなのが「自分を許す力」です。

研究によると、先延ばしをしやすい人には「セルフコンパッション(自分を許す力)」が低いという共通点があります。
ビショップス大学の調査では、750人を対象にした研究で、自分を許す力が低いほど先延ばしをしやすいことが判明しました。

セルフコンパッションとは、自分の強みや弱みを受け入れ、自分を肯定する心理状態のことです。
この力が高い人は、必要以上に自分を責めず、冷静に行動を起こすことができます。

「完璧じゃなくても大丈夫」「失敗しても構わない」と自分を許す心を育てることで、先延ばしを克服しやすくなるのです。

完璧主義が先延ばしを加速させる理由

物事を進めるうえで「より良いものを作りたい」という気持ちは大切ですが、その思いが強すぎると、かえって行動を妨げてしまうことがあります。

先延ばしをする人は自分を許す力が弱いという特徴以外にも、特徴があります。
それは「先延ばしの背後には、完璧主義が隠れていることが多い」ということです。

完璧を求めるあまり、「これも必要」「もっと準備しないと」と考えすぎてしまい、結果的に行動を先送りしてしまいます。

例えば、プレゼン資料を作るときに「もっと良いアイデアがあるかもしれない」と悩むあまり、作業が進まなくなることはありませんか?
解決策は、「適当で良いから始める」ことです。

まずは行動を起こし、小さな一歩から「ちょうど良い具合」で前進しましょう。

睡眠不足による悪循環と休息の重要性

私たちの行動や思考には、日々の体調やコンディションが大きく影響します。
その中でも、見落とされがちなのが「睡眠不足」です。

先延ばしの原因には性格や考え方だけでなく、「睡眠不足」が大きく関わっています。
眠気が強いと集中力が低下し、やる気を失い、物事を先延ばししやすくなります。

この結果、自分を責める気持ちが生まれ、さらにやる気を失うという悪循環に陥ってしまいます。
この悪循環を断ち切るためには、まず「しっかり休む」ことが大切です。

夜は十分な睡眠を取ることを意識し、日中に軽い眠気を感じたときには短い仮眠を取りましょう。
仮眠は脳をリフレッシュさせ、再び集中力とやる気を取り戻す効果があります。

やる気が出ないときに無理に気合いを入れようとするのではなく、適切な休息を取ることで、体と心を整え、先延ばしを防ぐことができます。
休むことを恐れず、自分の休息を優先しましょう。

まとめ:セルフコンパッションで先延ばしを克服!

先延ばしを克服するためには、以下の3つのポイントを意識しましょう。

*セルフコンパッションを高める自分の弱みを認め、責めすぎないことで気持ちを軽くしましょう。
*小さく始める完璧を目指さず、「まずやってみる」という意識を持つことが大切です。
*休息をしっかり取る睡眠や短い仮眠を取り、心身のエネルギーを回復させましょう。

これらの方法を実践することで、先延ばしの悪循環を断ち切り、行動をスムーズに進めることが出来ます。

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