今日は全集中の極意という話をしたいと思います。
ドラマや映画で大ヒットした、アニメ「鬼滅の刃」で、集中するときに「全集中だ」と言うのが流行りましたが、実際のところはどうでしょうか?
仕事や、勉強に集中できないという人は、多いのではないでしょうか。
どうしたら全集中できるようになるか、ポイントをいくつかお伝えします。
先のことを考えない
最初のポイントは、先のことを考えないということです。
意外と知らない人が多いのですが、とても重要なポイントです。
実は人間は先のことを考えると、集中力が落ちてしまいます。
例えば、お医者さんの場合で、外来が込んでいると「患者さんが大勢待っている、どうしよう」と、目の前の患者さんではなく、そちらに注意がいってしまいます。
学校のテストなどでも同様です。
「まだたくさん問題が残っている、どうしよう」と、目の前の問題ではなく、残っている問題をどうしようかと、そちらに意識が向いてしまい、集中力が低下してしまいます。
仕事もまったく同じです。
「やらなければいけないことが、たくさんある。どうしよう」というように、先のことに意識が向いてしまうと、集中力が低下してしまいます。
このように、先のことを考えてしまうと良くありません。
集中力が低下してしまいますし、ストレスも増えます。
集中するためのポイントとしては、先のことを考えずに、目の前のことだけに集中することです。
これがまず1つ目のポイントになります。
タスクを細分化する
2つ目のポイントは、「作業をなるべく細分化すること」です。
例えば、分厚い本を読もうとした時、「これは大変だ」と思って、やる気や集中力が下がってしまった経験があるかもしれません。
それは、最初から本全体を読むことを考えてしまうからです。
分厚い本を最後まで読むことを意識すると、やる気や集中力が持続しなくなります。
しかし、考え方を変えて、もっと少ない量に焦点を当てれば、集中することができます。
例えば、500ページの本でも、まずは10ページだけに集中して読むことなら多くの人が可能です。
「とりあえず10ページ読む」という小さな目標を設定し、それをクリアしたら次の10ページに取り組む。
このようにして少しずつ進めていけば、最終的には500ページの本も読み終えることができます。
集中力を高めるためには、作業を細分化して、自分が集中できる単位にすることが大切です。
大抵の人は10分程度なら集中できます。
タスクをその単位まで細かく分けることで、集中力を維持しながら作業や勉強を進めることができます。
集中するクセをつける
3つめのポイントは、集中するクセをつけることです。
仮に、いつもダラダラしてる人がいて、その人が突然集中力がつくことは、ありえないのです。
アニメの世界でしたら、あるかもしれないですが、現実の世界ではありえません。
まずは短時間、本当に1分、3分でもいいので、集中するということです。
そのようなクセをつけることを、オススメします。
10分、15分位しか集中できないという人も、その時間をだんだん伸ばしていけば、長時間集中することも可能になります。
試験のときなどは緊張感が高まりますから、もっと長い時間でも集中することが出来るようになります。
そのためには、まず集中するクセや習慣を、身につける必要があります。
だらだらした状態から、意識を切り替える必要があるのです。
おすすめな方法は、集中するためのきっかけを作るということです。
「ブレイン・ヘルス」では「トリガー(引き金)」と呼んでいますが、そのようなきっかけを作るのです。
そうすると、条件反射的に意識を切り替えて、集中することができるようになります。
例えば、「ブレイン・ヘルス」でお勧めしているのは、「ストップウオッチを押したら、意識を切り替える」という方法です。
それ以外にも、様々なやり方があります。
例えば、「何か決まったセリフを言ったら、集中する」などです。
ただし、常に同じものにすることです。
ある何かのきっかけで、集中するのです。
条件反射的に自分にも染み込ませると、集中しやすくなります。
まとめ
まとめです。
1. 先のことを考えずに、目の前の作業だけに、集中するようにします。
2. 作業を、集中できる単位まで小さく細分化することです。
3. 集中するクセをつけましょう。
これらを、実践していただくと、格段に集中力を高めることができますので、ぜひやってみて頂ければと思います。
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