ストレスに強くなる脳を作る方法

こんにちは、森田敏宏です。
今日は、『ストレスに強くなる脳を作る方法』という話をします。

職場あるいは人間関係などで、ストレスを抱えている人が少なくないと思います。

どうすれば、ストレスを減らせるかという、話をしていきたいと思います。

私自身、決してストレスに強いタイプではなく、むしろ、ストレスに弱い方だったのですが、様々な工夫をした結果、今はほとんどストレスフリーな状態で生活ができるようになっています。

その過程で、実践してきたものの幾つかを、ご紹介していきます。



ストレスに強くなるための方法その1

まず1番目は、つまらない仕事を楽しくする方法です。

仕事がつまらない!やりがいがない!と思っている方も少なくないと思います。

つまらない仕事をしていると何が問題になるかというと、ストレスがたまってくるわけです。

これは、健康面でもよくありません。

そんな方に、まずこの話をご紹介します。

『3人のレンガ職人』の話というのがあります。

あるところに、3人のレンガ職人がいました。

通りかかった旅人が、その職人に「何をしているのですか?」と声を掛けます。

まず1番目のレンガ職人は、「レンガ積みに決まっているだろう」と答えました。

そして2番目のレンガ職人に同じように質問すると、その人は、「この仕事のお陰で、俺は家族を養っていけるんだよ」と答えました。

そして、3番目のレンガ職人は、「歴史に残る、偉大な大聖堂を造っているんだ」と、このように答えたわけですね。
ここから何が分かるかというと、同じ仕事をしているにも関わらず、人それぞれ捉え方が違っていると、その仕事に対するモチベーション(やる気)が、全然異なっているということがわかります。

私自身も、同じような経験があります。

約10年ほど前、ある田舎のクリニックにアルバイトに行った経験があります。
その仕事自体は、特別面白いものではありません。

そういう田舎のクリニックなどは、行きたがらない人が多いわけなんですね。

しかし、私は全然それが苦ではなく、むしろ楽しく通っていました。

なぜそういう風に考えられたのかというと、私は昔からハワイに住みたいという夢や目標を持っていたわけです。

そしてこれは、ハワイに移住するためのステップになると、そのように捉えていたわけなんですね。

なぜかというと、そのアルバイトは、割と給料も良かったのです。

更に言うと、その地域で不動産を購入して副収入も得ようと、このように考えていたわけなんですね。

私にとっては、将来ハワイに移住するためのプラスになる要素こそたくさんあれ、決してマイナスなことはありませんでした。

ですから他の人はあまり行きたがらないような、一般的に考えればつまらないと思われるような仕事でも、楽しく取り組むことができたわけです。

これは、先程のレンガ職人の話とも、共通する部分があると思います。

ストレスに強くなるための方法その2

次は、人間関係について、少し考えてみましょう。

例えば、職場で怖い上司がいたとします。

そうすると、ほとんどの人は、にストレスを感じてしまいます。

なぜ、ここでストレスを感じるかというと、人間も動物なので、もともと本能的にこのような反応があります。

『闘争逃走反応』、英語で、『fight-or-flight response』と言いますが、闘争、戦うか逃げるかの反応を本能的にしてしまうというものですね。

相手に対して、恐怖心が勝ってしまう。

「これは怖い!逃げたいな!」と感じてしまうと、脳の中でストレスが増加してしまいます。

『ストレスホルモン』と呼ばれ、コルチゾールなどの分泌が増加してしまうのですね。
こういう状態が慢性的に続くと、健康に悪影響を及ぼすことになってしまいます。

ところが同じ状況でも、逆に強気で戦おうとすれば、ドーパミンなどの『やる気のホルモンが増加』します。

このように同じ場面でも、脳の反応が全く違ってしまうわけです。

じゃあ、どうすれば強くなれるのか? 強い態度で臨むことができるのか? ということですね。

ストレスに強くなるための方法その3

ここで、一つの方法をご紹介したいと思います。

それは、『もう一人の自分をつくる!』ということです。

誰でもいいのですが、『強い人になりきる!』ということです。

例えば、テレビドラマで話題になった、『半沢直樹』ですね。

上司でも部下でも変わらず、すごい強気の態度で臨んでいましたが、あのように自分は「半沢直樹だ!」というイメージでその相手に望むわけですね。

もちろん表向きは、半沢直樹みたいな感じにしなくてもいいです。

表向きは穏やかにしつつも、内心はそういう、強い姿勢・強い態度で臨んでみて下さい。

最初は、難しいかもしれませんけれども、慣れてくると必ずできると思います。

この逆のパターンが、そういう上司から怒られたり、同級生からいじめられたりする人ですね。

そういう人というのは、最初から弱気になってしまっているんですね。

そうすると、相手もどんどんどんどん強気で攻めてきてしまう。

そこで、悪循環が生じてしまいますが、これはその逆のパターンです。

自分が強気で臨んで相手に対して怯まない、相手に対して負けないような状況をつくる、そういうテクニックになります。

まとめ

以上、2つの方法をご紹介しましたが、これらに共通していることは、物事というのは、全て捉え方次第ということです。

多くの人がつまらないと思うような仕事でも、楽しい面もありますし、多くの人が嫌うような人や怖がるような人でも、良い面もあったりするわけです。
そこをどう捉えるか、そして言い方を変えれば、脳の使い方次第ということになります。

ですから、元々の性格がどうとかいうことで、思い込んだり諦めるのではなくて、このような脳の使い方を工夫してみるということを、是非試していただければと思います。

実際やっていただければ、確実にストレスを減らせるはずですので、まずは、是非実践していただきたいと思います。

 

ブレインヘルスでは、脳の機能を高め、ストレスに強くなる方法を学ぶことが出来ます。

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