こんにちは、森田敏宏です。
今日は認知症にならないために鍛えるべき重要な筋肉について話をしたいと思います。
認知症患者はどんどん増えていく
認知症の患者さんの数ですが、2020年には約630万人、そして2025年には約730万人になると予想されています。
今日本はどんどん高齢化が進んでいます。
高齢者に占める認知症になる割合は、
- 2025年には、20%で5人に1人
- 2040年には、25%で4人に1人
このような予測が出ています。
これからどんどん高齢化が進むだけでなく、高齢者の中で認知症になる人の数が、増えてくることが危惧されるわけです。
健康関係のセミナーをやっていると、
「親が認知症で、将来自分まで認知症にならないか心配です」
このようなコメントを多数いただいています。
では、認知症にならないためにどうしたらいいか?
認知症になる原因は?
認知症と一言で言っても、いろいろな原因があるのです。
生活習慣なども関連しています。
なるべく健康でいられるようにように、気をつけていくことはできるわけです。
重要なのは、認知症が急速に進行するきっかけがあることです。
認知症が進行するきっかけは何かというと、高齢者の方が転倒、転んで寝たきりになってしまうことです。
そうすると、一気に認知症が進行することが多いのです。
認知症にならないために筋力をつけ健康に
運動すると脳が活性化します。
しかし逆に、体を動かさないと脳の機能が衰えてしまうわけです。
このような現象が起きるので、転んで寝たきりになると、認知症が進行しやすくなるわけです。
では、転ばなければいいのでしょうか?
なぜ、転んでしまうのでしょうか?
転んでしまう原因は、足の筋力の低下によって、転びやすくなってしまうことからです。
足の筋肉のどの筋肉が大事かといいますと、大腿四頭筋という足の前側の筋肉です。
椅子に座っているときに、上側を向いている太ももの前側の箇所が、この大腿四頭筋という筋肉になります。
大腿四頭筋の役割は、膝を伸ばすときに収縮し、体を支えるときに働いています。
歩いたり走ったりするときに、片足を前に出す瞬間に片方の足に体重がかかります。
転ばないようにするためには、片脚で体重を支えられるぐらいの力は、最低限必要ということになります。
ところが、筋力が低下してくると、その片脚で体重を支えられるだけの筋力がなくなってしまうわけです。
そうすると、当然転びやすくなってしまうのです。
筋力が低下しているお年寄りの方、あるいは体の弱っている方が、油断するとすぐに転んでしまいます。
しかも、骨ももろくなっているので、足の骨を骨折してしまったりするわけです。
それでそのまま寝たきりになって、認知症が進行してしまうということにもなりかねないのです。
少なくとも転んで認知症が悪化しないようにするためには、体を支える太ももの前側の筋肉をしっかり鍛えましょう。
太ももの筋肉は、大きく分けて前側と後ろ側とがあります。
後ろ側の筋肉は、なぜかそれほど急速には衰えません。
しかし前側の筋肉は、どんどん衰える傾向があります。
そうならないように、しっかり筋肉を鍛えていきましょう。
ブレインヘルスでは、認知症にならないための様々な方法を学ぶことが出来ます。
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