今日はあなたの話は通じていないという話をしたいと思います
以前、「天才脳解体新書2」というセミナーを開催しました。
東大医学部5名を招いて「どのようにして東大理3に合格したか」といった話をしてもらうセミナーです。
東大生の文章に対する理解力と分析力
その中で非常に印象的だったのは彼らの分析力のすごさです。
例えば文章の読解です。
国語の現代文というものは、何となく読んでいるだけだと、問題を的確に解くことができません。
彼らは論理的に文章を読み解き、著者の言いたいことを理解し、しっかり問題を解くということを行っていました。
それ以外にも、色々な分析力、特に自分自身に対する分析力が、非常に優れているということがよくわかりました。
対して、一般の人にとって文章を読み解くことは、なかなか難しいと思います。
しかし視点を変えれば、会話と違い一応文字になっていますから、じっくり時間をかけて読むこともできます。
会話を理解する難しさ
その点、日常の会話の場合は文字として残りません。
聞いたその場で、相手の言いたいことを理解する必要があります。
この時も、本当に理解できているのかが問題です。
実は文章より会話の方がずっと難しいです。
繰り返しになりますが、文章として示されていないので、耳から聞いて、その場で理解する必要があるので、非常に難しいです。
実は、きちんと理解できてない人が多いのではないかと考えられます。
明らかに話を理解できていない人というのは、話を最後まで聞かない人で、一番良くないパターンです。
このような人は、残念ながら非常に多いです。
相手の話を最後まで聞かないといけない理由
例えば、私がコロナのワクチンに関して話をするとします。
「コロナのワクチンは〇〇で」という話をしたとします。
ところが、相手の人は、まだ話の途中で「そうそう私の知り合いが、ワクチンの副反応がひどくて大変だったんですよ」などと話の腰を折ってしまいます。
そうすることにより、話を最後まで聞かなくなり、当然、私が何を言おうとしたのかは伝わらずに終わってしまうのです。
こういうパターンは、実は非常に多いです。
相手が何を言おうとしているのか、まったく理解しようとしていないケースです。
話を理解できないのに質問をしない
もう一つのパターンは、話を最後まで聞いたが、理解できていないにも関わらず、それに関して質問をしない人です。
なぜ、質問しないかという理由としては、きちんと理解できていないこと自体が恥ずかしいということが考えられます。
「きっと他の人はわかって当然なんだろう、なのに自分は理解できない」ということを打ち明けられないという人が多いです。
しかし、これも本当はよくなくて、分わからなければ、きちんと質問をした方がいいです。
では次に、どうすれば会話を理解できるかということを、考えてみたいと思います。
話を理解するためには?
まず話は最後まで聞かないといけません。
話を最後まで聞かないといけない理由は、話題がそれてしまったら、相手が言おうとしたことを理解できるわけがないからです。
大事なポイントとして、「相手の言いたいことは何なのか」と「相手が主張したいことは何なのか」ということを意識しながら聞くということです。
また、相手の説明あるいは使っている表現で、「分からない事があれば、恥ずかしがらずに質問をする」ということです。
そのようにして、きっちり理解する必要があります。
実は、日常の会話では話がきちんと通じていない、噛み合っていないことが多いと私は考えています。
お互いに、話が通じていないのが、日常の会話と言っても過言ではないのかもしれません。
話を理解するために見える化する理由
しかし、それではビジネスの場では混乱しまいます。
きちんと「内容が伝わらなければいけない」あるいは「相手の言っている事をきちんと理解しなければいけない」ので、話が通じないのは厄介な問題となります。
そんな時にどうするかというと、やはり見える化です。
最近はオンラインを使うことが多いですが、私がよく使うのはマインドマップです。
マインドマップとは、アイデアや情報を、イメージやキーワードで整理する方法です。
マインドマップの画面を共有して、ポイントを書き出していったりします。
見える化することによって、お互いに「相手の言いたい事」と「こちらの理解の食い違い」を防ぐことができます。
できない場合には先ほど言ったように、きちんと話を聞いて相手の言いたいことを認識して、分からない事は質問するということをやった方がいいと思います。
そのようにしないと、何のために会話しているのか分からない、話が食い違っただけで終わってしまうことになりますので、そうならないように、工夫をしていただくといいと思います。
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