今日はその考え本当に正しい?という話をいたします。
世の中にはもっともらしい話や、または多くの人が常識だと思っている事があります。
しかしそのようなものも本当に正しいのかどうかというのを、良い意味で疑う視点というのが必要です。
いくつか例をあげていきます。
①:投資でリスク分散した方が正しい?
投資でリスクを分散したほうがいいと、よく言われます。
リスクとは要するに投資で危険性があるということです。
それを分散すると、その方が安全だとよく言われます。
例えば色々な銘柄に投資をすると、国内の株式だけでなく外国の株式や債権など様々な投資があります。
欧米や他の地域にも分散する、あるいは時間、時期を分散するというものです。
日本だけだと何か起きた時に財産がなくなってしまうので、地域を分散しましょうというものです。
同じ時、株がすごく上がっている時に一気に投資をしても、下がってしまったりする危険性があるので、このように分散する方がいいとよく言われます。
分散しないで失敗する例でよくあるものが、一つの投資案件に全財産を投入してしまう例などは、本当に良くないです。
しかし、逆に分散して失敗する例というのもあります。
もともと財産がさほど多くないのに、わざわざ海外に投資するとか、行くだけでもお金や時間がかかるわけですが、そういうことをしてしまう例もあります。
また日本は借金が多いので、将来破綻したり、またはハイパーインフレで通貨の価値が下がってしまう、だから分散したほうがいいという話もあります。
ではそうなった時に本当に困るのか、ということも予測がつかないものです。
分散する余裕があればした方がいいかもしれませんが、まずは財産を作らないと分散もしようがないです。
もしそのようになった時でも、またお金を稼げるようなチカラ、ノウハウを身につけておくことの方が必要なのではないでしょうか。
一見もっともらしい話ですが、必ずしも全ての人に当てはまるとは限らないということを覚えておくべきです。
②:日本の生命保険は色々な費用が上乗せされている?
生命保険はかなり問題があるのではないかと思います。
病気とか怪我とか何かあった時のために必要ですと言われたら、確かにそうですと誰しもが思ってしまいますが、実はこれも色々な問題があります。
まず日本の生命保険というのは人件費や広告費など様々な費用がかかっていますが、その金額が保険料に上乗せされています。
ライフネット生命という保険会社がインターネットを活用して、コストを抑えて保険料を大幅に安くしました。
(図1)は「見直し前の半額にしました」ということを表したものですが、そのぐらい保険というものは保険金自体に使われないし、人件費や広告費などで消えてしまうお金が保険料にたくさん含まれているのです。
(図1)
本来、保険は先ほど話した投資と同じで金融商品です。
(図2)は、海外の生命保険会社と比較したものですが、死亡保険金を見ますと、6億円を生み出すのにどのくらいの費用がかかるかというものです。
要するに金融商品などはお金を運用して増やしていくわけです。
海外の生命保険会社は2億3800万円の元手で6億円をまかなえる、運用してそれだけ増やしています。
(図2)
それに対して日本の場合は合計5億5900万ですので、ほとんど払った保険料そのままです。
運用はしているのでしょうが、それ以外の無駄な費用が、様々な経費で使われてるお金が多いので、あまりお金は増えていないのです。
海外と比べると全然違います。
それでは海外の保険に入れるかと言うと、これも色々な制約があるので難しいです。
何よりこういう非効率的なものであれば、生命保険自体入らなくてもいいのではないかと私は考えています。
自身の無駄なコストを抑えるために、生命保険以外にも様々な方法があります。
不動産を購入すると融資にも団体信用保険があり、亡くなった時に借金がなくなるというものがあります。
そういうものに入っておいたほうが、保険代わりになりますので、必ずしも生命保険に入らなければならないわけではありません。
もっともらしい話を聞くとついつい加入してしまいますが、これもよく考えて決めた方が良いのではないでしょうか。
③:日本は相続税が高いので考えた方がいい?
子供や孫に財産を残すために、日本は相続税が高いので対策をしましょうとよく言われます。
様々な対策がありますが、お手軽にできるものとして年間110万円までは贈与しても税金がかからないので、長い期間に分けて財産をあげてしまうというものです。
また反対にお手軽ではないけれど、効果は大きいものに賃貸アパートを建てる、一時期流行ったタワーマンションなど、これらは実際の販売価格に比べて評価額が低いため、相続税を減らすことができるというものです。
それらを勧められて相続対策をする方が多いですが、よく考えるべきです。
頑張って相続対策をし、財産を残したとしても、どうなるかというと大抵の場合は揉めるものです。
ある税理士さん曰く、色々なケースを見てきたけども、ほとんど不幸な事例ばかり、だから自分はもう子供には財産を残さないそうです。
私もこの意見には賛成です。
相続対策も大切ですが、もっと大事なのはやはりご自分の人生を楽しむことです。
それでいて子供にもある程度の物を、円満に残せれば一番いいのではないでしょうか。
④:まとめ
「その考え、本当に正しい?」ということをお話ししてきました。
この話をするに辺り、是非紹介したい書籍があります。
「DIE WITH ZERO」という本です。
簡単に説明すると、ある程度の年代になったら多少財産を切り崩していっても、今しかできないことをやって充実した人生を送った方がいいという内容のことが書かれています。
そういう視点に立って考えると、せっかくもし財産があるのなら、今を楽しもうという発想が湧いてくるのです。
ところが相続対策ばかり考えていると、もっと人生を楽しく生きることができるのに、それをせずに一生を終えてしまうことにもなりかねないのです。
もっともらしい話、常識と思われてるような話を、本当にそれでいいのか、充実した人生を送るために何が一番いいのかを、もう一度考えてみると良いのではないでしょうか。
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